長谷川 雪堤(はせがわ せってい)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.長谷川 雪堤の作品を売りたいお客様へ

長谷川雪堤は、江戸時代末期から明治時代にかけて名所絵や挿絵で活躍した日本画家です。長谷川雪堤の作品はアメリカ議会図書館や板橋区立美術館などにも収蔵され、文京区や町田市などの指定文化財となっているものもあり、買取額が高値になる傾向があるでしょう。

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2.長谷川 雪堤についての解説

長谷川雪堤は挿絵画家としても優れた作品を残しています。父とともに挿絵を描いた『東都歳事記』(1838年)や、幕府の地誌編纂係とつながりのある相模国藤沢渡内村の名主福原高峰の依頼により、相模国内の家康縁の名所や旧蹟をまとめた地誌『相中留恩記略』(1839年)、さらに『成田名所図会』(1858年)の挿絵などにより、名所画家としての雪堤の名声は高まりました。当時の風俗や歳時記、風景などを優れた画力で描き、現在に伝えています。

3.長谷川 雪堤の歴史

長谷川雪堤は、1813年に長谷川雪旦の長男として江戸に生まれ、姓は後藤、名は宗一といい、号に松斎、梅紅、巌松斎、雪汀があります。幼い頃より父雪旦に師事して画を学び、粉本類には親子で模写したものが多く残されています。父譲りの才能を発揮して名所絵や人物画の作品を数多く描き、地誌や歳時記などの出版物の挿絵も描いて活躍しており、それらの作品は歴史的価値も高いものとなっています。父の死後も活躍し、1882年に70歳で死去しました。

4.長谷川 雪堤の代表作

  • 高崎屋絵図(1841年)
  • 長福寺格天井丸絵(1842年)
  • 箏を弾く女性(1878年)
  • 調布玉川惣画図

5.長谷川 雪堤の作品の買取査定ポイント

絵の保存状態や技法にもよりますが、多くの作品が歴史的資料としての価値もあることから、高額になる可能性があります。中でも長谷川雪堤の真作の肉筆画は希少性が高く、正式な鑑定書が付属していることが高額査定の重要なポイントになります。

代表的な査定ポイント
  • 作品の保存状態はよいか
  • 肉筆画の真作であるか
  • 正式な鑑定書が付いているか
  • 落款や制作の記録はあるか

6.長谷川 雪堤の作品の取引相場価格

長谷川雪堤の作品は真贋不明の作品や模写が多い傾向にあります。その中で真作保証された絹本の『虫合せ菊之節会図』がネットオークションで103,000円の価格で落札されました。サイズは本紙が縦133.5cm×横82cm、軸寸が縦224cm×横98.5cmで、掛軸として装幀された絹本着色金泥作品です。少しシミや折れなどの経年劣化があるため、落札価格が少し低くなっているようですが、保存状態のよい真作であれば、買取価格でも高額な査定が大いに望めるでしょう。

7.長谷川 雪堤の作品の買取についてのまとめ

長谷川雪堤の作品は、模写や真贋不明の作品や海外へ流出したものもあり、現在では非常に希少価値が高くなっています。そのため市場に出れば高額で取引される可能性があります。お手元に長谷川雪堤の貴重な作品をお持ちでしたら、一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。

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