浜田知明(はまだ ちめい)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.浜田知明の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

浜田知明は1917年生まれの銅版画家です。自身の戦争体験をもとに、生涯を通じて戦争というテーマで100歳で生涯を閉じるまで精力的に制作に取り組みました。戦後の日本において、新しい版画表現を切り拓いた人物です。存命中より国外の美術館でも展覧会が開かれ、コレクターは日本のみならず海外にも存在します。本人の作で作品にダメージが少ないものには高値がつく可能性があります。

このページの目次

2.浜田知明という絵画作家について

「戦争の残酷さや悲惨さ、軍隊の野蛮さや愚劣さを描きたい」という強い意志で描かれた浜田の作品は、人間という存在の本質や社会のありようを見つめる、鋭い画家の眼差しを感じることができます。エッチングやアクアチントといった技法を効果的に用い、ブラックユーモアにあふれた浜田の版画作品は国内外で高く評価されています。没後の2018年、熊本県立美術館では追悼展も開催されました。作品は東京国立近代美術館、町田市立国際版画美術館、熊本県立美術館などに収蔵されています。

3.浜田知明の絵画作家についての経歴など

浜田知明は1917年、熊本県上益城郡高木村(現在の御船町)に生まれました。16歳のとき飛び級して東京美術学校(現在の東京藝術大学)に入学、藤島武二の指導を受け、1939年に同校を卒業すると入隊し軍務に就きました。第二次大戦後に帰郷し、教員として勤務する傍ら作品制作に励みました。1948年には上京、自由美術家協会に所属し、1951年『初年兵哀歌』シリーズを発表し、次第に注目を集めていきます。とりわけ1954年に制作された『歩哨』作品は高い評価を得て、1956年のルガノ国際版画ビエンナーレで受賞作に輝きました。その後ウィーンやロンドンでも展覧会を開催し、2008年にはイタリアのウフィツィ美術館で日本人版画家として初めて展示を行いました。フィレンツェ美術アカデミー版画部名誉会員、1989年にはフランス芸術文化勲章を受章。2018年に100歳で亡くなりました。

4.浜田知明の絵画代表作品とは

  • 歩哨(1954年)
  • 飛翔(1958年)

5.浜田知明の絵画作品の買取査定ポイントを解説

まず浜田知明本人による作品であることが一番のポイントです。証明書や鑑定書があれば査定額に影響します。作品の入手経路がはっきりしているかも査定のポイントとなります。保存状態が良好である場合や箱がある場合には、さらに査定額が高くなる可能性があるでしょう。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 本人の作品か(鑑定書や証明書はあるか)
  • 保存状態は良好か(作品にダメージがないか)
  • 本人のサインがあるか
  • 作品の大きさ

6.浜田知明の絵画作品の取引相場や参考価格

インターネット上のオークションではこれまでに浜田知明の作品がたびたび出品されています。真作とされる版画の取引価格相場は最低でも6万円程度で、状態の良いものには高値がつく傾向にあります。例えば『夜』という作品は12万9,600円で落札されました。作品にはエディション番号と本人のサインが入っており、作品サイズは27cm×23cm、額のサイズは52cm×40.5cmで、状態は経年劣化があるものの、概ね良好なものでした。また、海外のオークションにも出品されたことがあり、クリスティーズのオークションでは4,830米ドル(約52万円)で取引されました。こちらはサイズが35.5cm×44.5cmで、本人のサインと制作年の表記が確認できるものでした。

7.浜田知明の絵画作品の買取についてのまとめ

浜田知明は日本を代表する版画家であり、海外でも展覧会が行われるなど国際的に高い評価を得ています。そのため世界中にコレクターが存在し、作品は海外のオークションにも度々出品されています。版画作品であっても、真作の場合は数十万円の値がつく可能性もあります。さらに状態の良いものや代表作である場合には査定額が上がる可能性があります。浜田知明の作品をお持ちの場合はぜひお問い合わせください。

その他の絵画について