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1.グスタフ・クルーツィスの作品を売りたいお客様へ

グスタフ・クルーツィスは、ロシア帝国や旧ソ連で活躍したグラフィックデザイナーで写真家、美術家です。ロシア・アヴァンギャルドのロシア構成主義を代表する1人として活躍し、高い評価を得ていました。クルーツィスの作品は、近年になって注目が集まっていることから買取額が高値になる可能性があります。

このページの目次

2.グスタフ・クルーツィスについての解説

グスタフ・クルーツィスはフォトモンタージュによって、非常にデザイン性の高いプロパガンダのポスターを制作しました。スターリンを翼賛した作品を数多く生み出して活躍していたにもかかわらず、無実の罪で粛正されてしまいます。その後、1959年に国立ラトビア美術館で展覧会が開かれるまで、作品は公衆から閉ざされていました。近年、クルーツィスの研究が進み、その優れた才能に注目が集まっています。

3.グスタフ・クルーツィスの歴史

グスタフ・クルーツィスは、1895年にラトビアで生まれました。国立高等芸術技術工房でカジミール・マレーヴィチに師事して絵画を学び、グラフィックの教師にもなります。芸術文化研究所や芸術左翼戦線にも所属し、ロシア・アヴァンギャルドで活躍し、フォトモンタージュによるポスターや雑誌の表紙などのグラフィック作品に才能を発揮します。スターリンを翼賛するプロパガンダのポスターを多く制作し、立体作品も手がけました。妻の美術家ヴァレンティナ・クラギーナと夫婦でコラボレーションして作品を制作することもあるなど華々しく活躍していましたが、1938年に突然逮捕されて処刑されました。

4.グスタフ・クルーツィスの代表作

  • 5ヶ年計画のための闘い

5.グスタフ・クルーツィスの作品の買取査定ポイント

グスタフ・クルーツィスの作品は、保存状態がよい作品であれば高額になる可能性があります。コレクターもいることから市場での希少性が高く、正式な鑑定書が付属していることが高額査定の有利なポイントになります。

代表的な査定ポイント
  • 真作の作品か
  • 作品の保存状態は良好か
  • 正式な鑑定書が付いているか
  • サインは確認できるか

6.グスタフ・クルーツィスの作品の取引相場価格

グスタフ・クルーツィスの作品は、国内のオークションや画廊でもなかなか出回ることがなく、海外のオークションでの落札が確認されています。その中で1932年の作品が、オークション主催会社の予想価格10,000米ドル~15,000米ドルを上回る15,600米ドル(約170万円)で落札されました。ゼラチン・シルバー・プリントのプロパガンダのポスター作品で、サインも確認できます。ロシア・アヴァンギャルドの作品はコレクターもいるなど人気が高く、市場に出れば高額での取引となる可能性があります。

7.グスタフ・クルーツィスの作品の買取についてのまとめ

グスタフ・クルーツィスの作品は、ロシア・アヴァンギャルドの中でも傑作といわれるほど圧巻の作風で、現在人気が集まっています。クルーツィスの真作であれば高額で取引される可能性があるので、お手元に貴重な作品をお持ちでしたら、一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。