合田 佐和子(ごうだ さわこ)の絵画買取なら査定金額を比較できる「SATEeee絵画買取」へ

1.合田 佐和子の作品を売りたいお客様へ

合田佐和子は、1960年代以降に活躍したアーティストです。唐十郎の「状況劇場」や、寺山修司の「天井桟敷」の舞台美術、宣伝などを手がけ、時代の寵児とともに活躍しました。映画や舞台のスターを写実的に描いた作品や、眼をクローズアップした作品などが有名で、作品の先に、あの世や宇宙を感じさせる独特な世界観は今もなお人々を魅了しており、ファンも多い作家です。

このページの目次

2.合田 佐和子についての解説

合田佐和子は、唐十郎、寺山修司、瀧口修造、巖谷國士、蜷川幸雄など、時代の寵児と出会い、多くの作品を残しました。中でも多く描いているのが、1970年代~2000年代の映画や舞台のスターです。写真に映し出されたスターを写実的に描くことで、光の産物としての写真とその裏で重く傷ついていたスターの心情を拾い上げようとしています。自身の作品について「レンズ効果」という言葉を使い、クローズアップされた眼やバラの花などを、オーロラやプラズマ放電を彷彿させる色彩で描きました。その作品は、死後の世界や宇宙につながるような独特な雰囲気を放っています。

3.合田 佐和子の歴史

合田佐和子は1940年高知県に生まれました。幼少期は戦後の焼け跡から金属片などを集めガラクタの造形美に関心を持っていたといいます。1959年、武蔵野武術学校に入学し、卒業後は唐十郎の「状況劇場」や、寺山修司の「天井桟敷」などで舞台美術や宣伝美術に参加しました。1965年瀧口修造の勧めで初個展を開きます。はじめはガラクタによるオブジェを発表していましたが、のちに絵画、ポラロイド写真へと活動を広げました。2001年には「森村泰昌と合田佐和子展」を開催。2016年、75歳で亡くなるまで精力的に制作を続けました。

4.合田 佐和子の代表作

  • Clark Gable(1973年)
  • Veronica’s Dream C(1991年)
  • 眼(1991年)
  • ロゼッタギャラクシー03(2000年)

5.合田 佐和子の作品の買取査定ポイント

合田佐和子の作品の買取査定のポイントは、本人の作品であることが重要です。肉筆作品は本人のサインと共シールがあるかどうか、シルクスクリーンや銅版などの版画作品は、エディションがあり、本人のサインがあることがポイントです。保存状態がよければなお良いでしょう。

代表的な査定ポイント
  • サインがあること
  • 版画作品の場合エディションがあること
  • 共シールがあること
  • 額があるかどうか

6.合田 佐和子の作品の取引相場価格

合田佐和子の作品は、市場での取引はほとんどありません。人気があるアーティストですので、現在も画廊などで販売されています。販売価格を例に挙げると版画作品『眼』は100,000円で販売されています。エディション30でサイン入り、作品サイズは42cm×29.7cmで、未額装作品です。そのほか多くの作品が売却済みとなっていることからも人気の高さが伺えます。人気の作家の一点物の真作でしたらさらなる高額査定も期待できます。

7.合田 佐和子の作品の買取についてのまとめ

合田佐和子は、1960年以降時代の寵児と出会い、多くの作品を制作しました。初期のオブジェ作品から、絵画、ポラロイド写真と表現の幅は多岐に渡ります。中でも多く描いているのが、映画や舞台のスターやクローズアップした「眼」をモチーフにした作品です。肉筆画の他に版画作品も多く残しました。まだ市場での取引はほとんどないアーティストですが、人気作家ですので高額査定も期待できます。もし合田佐和子の作品がありましたら、お問い合わせください。