Georges Rouault(ジョルジュ・ルオー)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.ジョルジュ・ルオーの作品を売りたいお客様へ

ジョルジュ・ルオーは、19世紀から20世紀にかけてフランスで活躍した画家です。独特の骨太な輪郭線と荒々しい色彩の画風でした。娼婦、ピエロ、サーカス芸人といった社会の底辺にいる人々をネガティブに表現する一方、キリストなど精神的象徴を崇拝するようにも描きました。

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2.ジョルジュ・ルオーについての解説

ジョルジュ・ルオーは、アンリ・マティスらと同様にフォーヴィスムや表現主義の作家として分類されていますが、本人はひたすら自己の芸術を追求する孤高の画家です。仕上がった作品に何年もかけて加筆を続け、納得のいかない作品は決して世に出しませんでした。過激でグロテスクな作風で、のちの表現主義に大きな影響を与えたとされています。

3.ジョルジュ・ルオーの歴史

ジョルジュ・ルオーは、1871年パリにて誕生。20歳になるとギュスターヴ・モローの元で本格的に美術を学び始めます。1905年に参加したサロン・ドートンヌ展で『虐殺』を出品すると知名度を高めていきました。1917年には画商アンブロワーズ・ヴォラールと契約を結び、全作品の所有権を取られますが、ルオーは納得のいかない未完成の作品およそ300点の所有権を取り戻し焼却したとされています。20世紀もっとも傑出した作家の一人に選ばれ、1958年、パリにて死去し国葬を賜りました。

4.ジョルジュ・ルオーの代表作

  • 虐殺(1905年)
  • キリストの顔(1933年)
  • 郊外のキリスト
  • エバイ

5.ジョルジュ・ルオーの作品の買取査定ポイント

ジョルジュ・ルオーの作品は、現在でも国内外問わず展示会が開催されるほど人気です。従って、真作証明となるサインなどが確認できること重要になります。迫力のある絵を描くことに長けていたため、大きさによっても査定額が変動するでしょう。そのほかにも、保存状態が良いか、額などの付属品が付いているかといったことが査定のポイントです。

代表的な査定ポイント
  • 作品の大きさ
  • 汚れなどのない保存状態の良いものか
  • 額などの付属品は付いているか

6.ジョルジュ・ルオーの作品の取引相場価格

ジョルジュ・ルオーの作品は現在でもネットオークションなどで多数取引されています。不屈の名作として知られる銅版画集ミセレーレの中の1枚『高慢と無信仰のこの暗き時代に地の果てより聖母は見守る』は、画寸42.5cm×58cmで31件の入札の末に116,000円の高額で落札されました。同じ銅版画集の1枚『汝ら、互いに愛し合うべし』は画寸58.5cm×42cmで、真贋が不明ながら10万円の取引価格です。状態が良く、人気の作品であれば高額査定の可能性があります。

7.ジョルジュ・ルオーの作品の買取についてのまとめ

ジョルジュ・ルオーの描く、荒々しく骨太ながら哀愁漂う作品は、現在においても高く評価されています。未完成作品300点以上を自ら焼却しましたが、もし未完成作品が見つかれば、歴史的発見の貴重な財産となるでしょう。完成品も高値で取引されていますので、お手元にお持ちの際は是非一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。

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