キュビスムの絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.キュビスム作品を売りたいお客様へ

ピカソとジョルジュ・ブラックに代表されるキュビスムは、それまでにない革新的な作品を数多く生み出し、現在に至るまで大きな影響力を持っています。100年以上が経過した今見ても斬新な作品は、世界中の美術館に収蔵されるなど高く評価され、査定時に高額な金額が期待できます。

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2.キュビスムについての解説

キュビスムとは、20世紀初頭に始まった革新的な美術運動のことです。複数の視点から対象を眺めて分解し、平面上に再度合成して描きました。姿形を自然の秩序から解放して現実の描写によらない表現で描いたことから、その後の抽象芸術への道を開きました。キュビスムの運動はセザンヌの影響を受けた前期、対象が細分化されほとんど認識できない分析的時代、単純化された形で全体像を描いた総合的時代に大別されます。キュビスムは後の美術やデザイン、建築、写真に至るまで多くの影響を与えています。

3.キュビスムについての歴史

キュビスムは1907年のフランスで、ピカソの『アビニヨンの娘たち』に始まります。これはアフリカ彫刻に興味を持ったピカソが当時のバルセロナのアビニヨン通りの売春婦5人を描いた作品です。芸術の流れとしては、ルネサンス以来の伝統的な写実主義をフォービスムが色彩的に覆し、さらに続いてキュビスムが形態を分解して再構成するというまったく新しい方向性を確立しました。キュビスムという名称は、1908年のブラックの個展について美術評論家のルイ・ヴォークセルが「すべてを立方体(キューブ)に還元する」と述べたことに始まったとされています。キュビスムには多くの画家が参加しますが、第一次世界大戦の勃発により収束します。短い期間でしたがキュビスムには有名な作品も多く、現在でも高い人気を誇っています。

4.キュビスム作品の特徴について

キュビスムは、形態の革命ともいわれ、いろいろな角度から見た対象の形を極端に解体して抽象化、単純化し、平面に立体的なもの全体をまとめて表現しようとしました。古典的な写実主義や印象派などの絵画の時代に生まれたキュビスムは当時非難されましたが、現代の抽象美術への道を切り開いた重要な美術活動として、今日では高く評価されています。

5.キュビスム作品の買取査定ポイント

キュビスムの作品は、多くが100年以上前に制作されているため希少性が高く、保存状態のよさが重要な査定ポイントです。また、世界的にも著名な作家の作品か、雑誌やメディアに取り上げられた経歴のある有名な作品であれば、高額な査定が期待できます。

代表的な査定ポイント
  • 著名な作家による作品か
  • 作品の保存状態はよいか
  • 有名な作品か
  • 正式な鑑定書が付属した真作か
  • 額など付属品の有無

6.代表的なキュビスム作家の買取相場価格について

キュビスムの作品は、制作活動の期間が短い上にコレクターや美術館などが収集していることから希少性が高く、数十万円のものから数百万円のものまで存在します。保存状態がよく著名な人気作家の作品や作品自体が有名であればより高額な査定も期待できるでしょう。

ジョルジュ・ブラック(Georges Braque) 作 『L’ORDRE DES OISEAU』

キュビスムの創始者の1人として知られるブラックの作品は、オークションでも取引数が多いです。その中で『L’ORDRE DES OISEAUX』という作品が1,150,000円の高い価格で落札されました。サイズが44.1cm×55.0cmのリトグラフ作品です。オークション主催者側の落札予想価格は500,000円から800,000円で予想をかなり上回りました。ブラックの作品は鑑定書が付属している場合は数百万円で落札されることが多く、リトグラフなどのエディション番号のある作品も数十万円の高額で落札されています。

パブロ・ピカソ(Pablo Picasso) 作 『Tete de Femme』

キュビスムの創始者であり20世紀最大の芸術家として知られるピカソの作品も、人気が高くオークションでも多数取引されています。その中で『Tete de Femme』という作品が4,200,000円もの価格で落札されました。サイズは、紙面が74.8cm×61.8cm、図柄が64.0cm×53.5cmで、50部限定のエディション番号があるリノカット作品です。ピカソの作品は数十万円から数百万円で落札されることが多く、高額な場合は数億円の場合もあります。

東郷 青児 作 『ピエモンテの女』

キュビスムを叙情化した装飾的作風の女性像で知られる東郷青児の作品も、人気がありオークションでも取引数が多いです。その中で『ピエモンテの女』という作品が5,400,000円もの高い価格で落札されました。サイズが145.5cm×89.4cmで、1937年作の油彩画作品です。東郷青児の作品は正式な鑑定書が付属した真作の場合、数十万円から数百万円で落札されています。

7.キュビスム作品の買取についてのまとめ

1900年代初頭に革新的な作品を生み出し、後の芸術へ大きな影響を与えたキュビスムは、現在でも多くの人を魅了し世界的にも評価されていることから、数十万円から数百万円の高額査定の可能性があります。キュビスムの作家の作品をお持ちの場合は、一度査定に出していただいて価値をお調べになってはいかがでしょうか。

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