舟越 桂(ふなこし かつら)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.舟越 桂の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

舟越桂は日本を代表する現代彫刻家として知られ、国内外の展覧会で作品を発表し精力的な活動を続けています。舟越の作り出す人物彫刻は、繊細な表情と瞑想的な雰囲気が魅力です。デッサンは彫刻を制作するためのスケッチという位置付けを超え、舟越の作品制作過程の中で大きな役割を果たしています。作品の一部としても捉えられ、作者の制作における息づかいが感じられる素描を手元に置いておきたいと願う人も多く、市場でも頻繁に取引が行われています。真作であれば高額査定が期待できるでしょう。

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2.舟越 桂という絵画作家について

日本の現代彫刻を代表する人物で、クスノキを素材とした半身の肖像彫刻がよく知られています。瞳は大理石で作られており、澄んだ眼差しには一度見たら忘れられない魅力があります。1990年代半ばには作風が変化し、2つの頭部を持った人物など、非現実的な生き物の姿を作るようになりました。2000年代初頭からは裸体像にも積極的に試み、近年はスフィンクスをテーマとした作品も展開しています。立体作品の魅力もさることながら、デッサンに焦点を当てた展覧会も開催されるほどです。また、版画制作にも取り組んでおり、リトグラフやメゾチント、エッチングなど、さまざまな技法による版画作品も残しています。父の舟越保武、弟の舟越直木も彫刻家です。

3.舟越 桂の絵画作家についての経歴など

舟越桂は1951年、岩手県盛岡市に生まれました。1975年東京造形大学卒業、1977年には東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了しました。1986年から1年間は、文化庁芸術家在外研修員としてロンドンに滞在。以後、ヴェネツィア・ビエンナーレやサンパウロ・ビエンナーレ、ドクメンタなど海外の美術展覧会でも次々と作品を発表しました。また舟越の作品は、天童荒太のベストセラー小説『永遠の仔』の装丁に写真が使われたことで、多くの人に知られるようになります。第26回中原悌二郎賞優秀賞、第18回平櫛田中賞、第33回中原悌二郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞、毎日芸術賞受賞、2011年には紫綬褒章を受章しました。

4.舟越 桂の絵画代表作品とは

  • 伝えられた言葉(2001年)
  • オーロラを見るスフィンクス(2013年)
  • 青い頭巾(2017年)

5.舟越 桂の絵画作品の買取査定ポイントを解説

まずは真作であることが何より重要なポイントであるため、証明書や鑑定書がある場合は高額査定が期待できます。作品の来歴、制作年代や題名がはっきりしているかどうかも査定の際に重要なポイントです。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 舟越桂の本物の作品であるかどうか(証明書や鑑定書があると尚良い)
  • 保存状態は良好か(シミ、汚れなどがないか)
  • 作品に署名、制作年の表記があるかどうか
  • 大きさはどれくらいか

6.舟越 桂の絵画作品の取引相場や参考価格

舟越桂の作品は海外のオークションにもたびたび出品されています。もちろん彫刻作品の方が高値ですが、デッサン1枚であっても100万円以上で取引されているものもあります。例えば2012年に紙に木炭で描かれた素描作品には7万5,000香港ドル(約105万円)の値で取引されました。こちらは作品サイズが106cm×88cmで、本人の名前と制作年の表記があるものでした。また版画作品は30万円〜50万円ほどで販売されています。

7.舟越 桂の絵画作品の買取についてのまとめ

舟越桂は彫刻作品を作り続けることによって、人間とは何かを問い続けてきたと言えます。彫刻を生み出す上で描かれた多くの素描や、並行して制作された版画の作品からも、彫刻家の真摯な眼差しを十分に感じ取ることができます。個人コレクターにとっては、立体よりも平面の作品の方が価格や保管の容易さの観点から手に入れたいと思う場合が多く、需要が高い傾向にあります。舟越桂のデッサンや版画をお持ちであれば、査定で数十万円を超える値がつくことも考えられます。作品の状態が良い場合はさらに査定額が高まる可能性があります。

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