福井 良之助(ふくい りょうのすけ)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ
1.福井 良之助の絵画作品を売りたいお客様へのご案内
福井良之助は東京日本橋に生まれた画家です。油彩画も手がけましたが、特に孔版画の作品は高く評価され、日本国外でも展覧会を開催するなど国際的な舞台で活躍しました。版画よりも油画の方が高額で取引される傾向にありますが、版画でも10万円近い値がつく場合もあります。油彩の場合は舞妓を描いた作品が特に人気があります。本人の作で状態の良い作品は数十万円の高額査定の可能性が期待できます。
このページの目次
2.福井 良之助という絵画作家について
福井良之助は昭和期に活躍した画家です。油彩画のほか版画作品も手がけました。特に舞妓の姿を描いた詩情に富んだ作品には定評があります。舞妓の顔の表情や髪飾り、帯など装飾的な部分まで細かく捉えた描写力も魅力の一つです。セピア色の色調は人物表現だけでなく風景や静物を描く際にも用いられ、見る人の郷愁を掻きたてます。また、福井の画業のうち1955年からの約10年の間に集中して制作された孔版画作品も高く評価されています。ヤスリ板の上にロウ引きの紙に鉄筆で描き版を作る孔版という技法で作った版画作品では、新しい芸術表現に挑みました。『福井良之助作品集』『鎌倉の道』など作品集も刊行されています。
3.福井 良之助の絵画作家についての経歴など
福井良之助は1923年、東京日本橋に生まれました。中学進学後に島野重之に学び、東京美術学校工芸科鋳金部を卒業、2年後には研究科を修了しました。1946年、第41回太平洋画会展に『みちのくの冬』を出品、初入選を果たすとともに、一等賞を受賞。1954年の第18回自由美術家協会展には『窓』を出品し佳作賞を受賞しました。やがて版画作品を展示した個展によって高い評価を受け、活躍の場を国外へも広げました。1961年には日本国際美術展、翌年にはニューヨークのウエイ画廊で個展を開催、またこの頃より現代日本美術展や東京国際版画ビエンナーレ展、リュブリアナ国際版画展に出品し、版画家としての国際的な評価が次第に高まっていきました。1986年没。
4.福井 良之助の絵画代表作品とは
- みちのくの冬(1946年)
- 窓(1954年)
5.福井 良之助の絵画作品の買取査定ポイントを解説
査定にあたっては、作品のコンディション、箱の有無も査定価格に影響します。最も大切なポイントは福井良之助の真作であることです。そのため証明書や鑑定書がある場合は高額査定の可能性があります。どのように入手したかや過去の持ち主などの情報がはっきりしているかも査定のポイントとなります。
代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら- 真作であること(鑑定書または証明書がある)
- 作品にシミや汚れ、破けなどがないか
- 作品に署名があるか
- 作品の大きさはどれくらいか
6.福井 良之助の絵画作品の取引相場や参考価格
福井良之助の真筆であれば数十万円の値がつくことも珍しくありません。インターネットのオークションでは、舞妓の後ろ姿が描かれた油彩画『春夕』が47万5,551円で落札されました。こちらは真作保証がついたもので、作品のサイズは32cm×23cm、額のサイズが56cm×47cmで、キャンバス裏に作者自著、画題と制作年の表記があるものでした。作品の状態は概ね良好でした。版画作品は海外に流出していることもあり、日本国内での取引数は多くないですが、過去にはオークションで9万円ほどで落札された例もあります。いずれも作品の市場価格は画題やサイズによって異なりますが、目立つダメージが少ない作品は高額となる傾向があります。
7.福井 良之助の絵画作品の買取についてのまとめ
精緻に描かれた叙情的な油彩画、新しい技法に挑戦して作られた複雑な濃淡が印象的な孔版画、福井良之助の作品ではそれぞれの魅力があります。版画作品は特に国外で評価されたことで、すでに海外のコレクターの手に渡っているものも多く、高い人気があるものの国内での取引機会はさほど多くありません。希少価値があるため、査定額が高まる可能性もあります。また、版画、油画ともに本人の作であることが前提ですが、シミや汚れなどのダメージが少ないもの、代表作である場合には高値がつく傾向があります。作品をお持ちの方は是非お問い合わせください。
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