藤田嗣治作『台所の少女と猫』の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.藤田嗣治作『台所の少女と猫』を売りたいお客様へ

藤田嗣治は20世紀初頭に日本画の技術と西洋絵画を融合させ、パリを中心に活躍した前衛画家です。人肌をそのままキャンバスに写し取ったような乳白色の肌が特徴的で、裸婦や猫、自画像を主題とした作品を多く発表しています。中でも美しい少女を独創的なスタイルで描く少女シリーズの作品は非常に人気が高くなっています。

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2.藤田嗣治作『台所の少女と猫』についての解説

藤田嗣治が描く『台所の少女と猫』は、藤田作品の特徴である乳白色の肌の少女が膝に猫を抱き、台所に座っている様子が描かれており、手描き版リトグラフで限定300部、画寸は縦50.6cm×横41.8cmです。乳白色の肌を特徴とした少女や女性の姿を描いたさまざまな作品が、リトグラフなどの版画や油彩画として市場に出回っており、藤田の作品は東京国立近代美術館をはじめとする国内外の数多くの美術館などに収蔵されて高く評価されています。

3.藤田嗣治作『台所の少女と猫』の作品の特徴について

『台所の少女と猫』では中央に乳白色の肌をした少女が背もたれの高い木製の椅子に座っており、膝には1匹の猫を抱いています。少女の目線は少し左に逸れ、小さく結んだくちびるに髪は後ろに垂らしています。少女は赤い頭巾をかぶり、肩があらわな状態の五分袖の洋服と足首までの長いたっぷりとしたスカートを着用し、赤い靴下に黒い靴を履いています。少女の足元には短毛種や長毛種の3匹の猫が描かれ、そのうち2匹は少女に甘えるようなしぐさをしています。もう1匹はミルク皿に前脚を入れて遊んでいるようです。また少女の後ろには黒いフライパンや鍋、焼き網、チーズおろしなどがぶら下がっており、右後ろの机には瓶とグラスが置かれ、台所であることがわかります。大の猫と子ども好きであった藤田らしい愛情あふれる作品といえます。

4.藤田嗣治作『台所の少女と猫』の買取相場価格について

藤田嗣治は猫や少女をモチーフにした作品を数多く描いています。木版画や銅版画、素描、リトグラフなどは多くの作品が取引されていますが、まれに肉筆画がオークションに出品されることがあります。オークションで落札された実例としては、少女のシリーズの『人形と少女』が8,400万円もの価格で落札されました。サイズが縦81.3cm×横54.0cmの油彩キャンバス作品です。オークション主催者側の落札予想価格は4,000万円から6,000万円とのことで、肉筆の真作であればかなりの高額な査定も期待できます。

5.藤田嗣治作『台所の少女と猫』についてのまとめ

乳白色の肌を持つ少女と猫を描いた藤田嗣治の『台所の少女と猫』は、リトグラフでも28万円ほどで販売されるなど高額で取引される傾向があり、藤田の肉筆画であれば数千万円の高額査定の可能性もあります。藤田の作品をお持ちの場合は、作品の種類にかかわらず一度査定に出していただいて価値をお調べになってはいかがでしょうか。