藤田 呉江(ふじた ごこう)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.藤田 呉江の作品を売りたいお客様へ

藤田呉江は幕末、明治時代の富士藩士で、儒者や日本画家として知られています。名は憲で通称は太郎兵衛、字を憲章といい、号を呉江と称しました。天皇の命により青緑山水の掛幅を描き、献上したと伝えられていることから、呉江の絵は当時から高い評価を得ていたようです。

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2.藤田 呉江についての解説

藤田呉江は26歳のときに富山藩の藩校である広徳館の教師に任じられるなど、明治維新までは富山藩士として務めています。絵画を本格的に始めたのは維新後からで、最初に狩野派を学び、あとになって南宗画を多く描きました。また、第1回内国絵画共進会や第2回巴里府日本美術縦覧会など、当時の名立たる画家たちも参加していた展覧会に作品を出品し、評価されています。

3.藤田 呉江の歴史

1828年、藤田呉江は富山藩士であった藤田重孝の子として富山県で生まれました。若いころから学問に優れていた呉江は、江戸に出て儒学者の藤森天山のもとで儒学を学んでいます。1853年に藩に呼び戻され、広徳館の教師に任じられました。1882年、第1回内国絵画共進会に『木芙蓉』を出品し、第2席に選ばれています。また、翌1883年には第2回巴里府日本美術縦覧会に出品する画家として東京府から指名されました。1885年没。59歳。

4.藤田 呉江の代表作

  • 水墨山水図(1879年)
  • 呉江画帖(1879年)
  • 木芙蓉(1882年)

5.藤田 呉江の作品の買取査定ポイント

藤田呉江は明治維新後から絵を描き始めており、画業が短く残された作品数は多くありません。そのため、希少価値のある呉江の作品は、真作であることが証明されるだけで高値での買取が期待できます。査定時には正式な鑑定書の付属をおすすめします。

代表的な査定ポイント
  • 正式な鑑定書の付属
  • 作品の保存状態
  • 落款と印章があるか
  • 破れや剥落などないか

6.藤田 呉江の作品の取引相場価格

真作で紙本の梅画賛とされた作品は、25,000円で落札されています。本紙に傷みやシミ、折れがあり、裏面には修理跡がある作品です。大きさは、本紙が縦173.5cm×横89cmで、全体は縦199cm×横103cmとなっています。藤田呉江の作品は希少価値があり、作品自体の評価も高いことから状態の良い真作の日本画であれば、より高値での取引が期待できるでしょう。

7.藤田 呉江の作品の買取についてのまとめ

藤田呉江は、人生の晩年になって絵を描き始めたにもかかわらず、その作品は高い評価を得ました。画家として、第2回巴里府日本美術縦覧会への出品を指名されたことや、天皇の命により絵を献上したことなどが伝えられています。藤田呉江の作品をお持ちであれば、ぜひ一度お問い合わせください。

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