Francois-Edouard Picot(フランソワ=エドゥアール・ピコ)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!
1.フランソワ=エドゥアール・ピコの作品を売りたいお客様へ
フランソワ=エドゥアール・ピコは、19世紀中頃のフランスで活躍した画家で、優美で堂々たる新古典主義のスタイルによってサロンで高く評価されるとともに、宮殿や教会の装飾画を数多く手がけました。美術学校の教授として多くの後進を育てた歴史的な重要性も評価されており、海外のオークションなどでは高額で落札されています。
このページの目次
2.フランソワ=エドゥアール・ピコについての解説
フランソワ=エドゥアール・ピコは、ジャック=ルイ・ダヴィッドの下で学び、新古典主義の様式による歴史画や神話画、肖像画を数多く制作しました。サロンでの成功の後には、ヴェルサイユ宮殿やルーヴル美術館の装飾画や教会の壁画など公的な注文を手がけ、堂々たる構図で歴史上の人物や神話の一場面を描きました。ギュスターヴ・モローやアレクサンドル・カバネルといった著名な画家を弟子として育てたことでも知られます。
3.フランソワ=エドゥアール・ピコの歴史
フランソワ=エドゥアール・ピコは、1786年にパリで生まれ、エコール・デ・ボザールにてフランソワ=アンドレ・ヴァンサンやダヴィッドの下で学びました。1811年にローマ賞の二等賞とともに奨学金を得て、ローマのヴィラ・メディチに留学しています。1818年のサロンで評判となると、翌年にはサン=セヴラン教会の壁画を手がけています。1836年にアカデミー会員となり、1839年までサロンに出品を続けました。講師として多くの弟子を育て、1868年に亡くなりました。
4.フランソワ=エドゥアール・ピコの代表作
- アモルとプシケ(1817年)
- ヴェスヴィオ山からスタビエ、ヘルクラネウム、ポンペイ、レシーナを守るキュベレー(1832年)
- エマオの巡礼(1840年)
- ギー・ド・リュジニャン(1843年頃)
5.フランソワ=エドゥアール・ピコの作品の買取査定ポイント
フランソワ=エドゥアール・ピコの買取査定では、まず画家の真作であることが重要です。以前の所有者や出品歴、書籍や雑誌への掲載歴などが分かる資料や鑑定書が付帯していると高値の査定につながるでしょう。大きな作品ほど、素描よりも油彩画が高く評価される傾向にあります。カビや欠落などがない状態の良さも高額査定のポイントです。
代表的な査定ポイント- 出品歴や掲載歴、来歴が分かるか
- 技法の種類(油彩画・素描など)
- 正式な鑑定書が付いているか
- 保存状態は良いか
- サイズは大きめか
6.フランソワ=エドゥアール・ピコの作品の取引相場価格
フランソワ=エドゥアール・ピコの作品が国内の画廊やネットオークションで取引されることはほとんどありませんが、海外のオークションではしばしば出品があります。2015年のサザビーズに出品された代表作『キュベレー』の油彩下絵は、サイズが45.8cm×54cmで、1万8.750米ドル(約200万円)で落札されました。2011年のクリスティーズでは、55cm×49cmの肖像画が3,000米ドル(約32万円)で落札されています。
7.フランソワ=エドゥアール・ピコの作品の買取についてのまとめ
フランソワ=エドゥアール・ピコは、アカデミー派の画家として、歴史画や宗教画の大作を数多く制作するとともに、多くの弟子を育てた優れた教育者としても評価されています。スケッチや肖像画などを含め、海外のオークションへはしばしば出品され、概ね数十万円~数百万で落札されています。
その他の絵画について
お手持ちの品物名や作者などご入力し検索をすると、品物の取引相場価格や品物情報などを閲覧する事ができます。