Francisco de Zurbaran(フランシスコ・デ・スルバラン)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ
1.Francisco de Zurbaranの絵画作品を売りたいお客様へのご案内
フランシスコ・デ・スルバランは、17世紀前半にスペインで活躍した画家です。聖人や尼僧、殉職者など聖職者の生活を描いた絵画や静物画に優れた作品を残しました。力強く写実的な描写の中に強烈な明暗表現を取り入れたことから「スペインのカラヴァッジオ」とも評され、セビリア派最大の画家として高く評価されています。
このページの目次
2.Francisco de Zurbaranという絵画作家について
フランシスコ・デ・スルバランは、劇場のような暗い背景の前で祈るキリスト教の聖人たちを、深い宗教的感情を込めて描きました。人物の描写には必ずモデルを使い、模型によって衣服の襞を研究するなど、徹底した写実に取り組みました。土台色を基調とした色使いと強烈な光の表現がコントラストを生み、敬虔な雰囲気を醸し出しています。静物画においても、フアン・サンチェス・コターンに影響を受けた迫真の描写力と独特の静謐さをたたえた優品をわずかながら残しています。
3.Francisco de Zurbaranの絵画作家についての経歴など
フランシスコ・デ・スルバランは1598年にフエンテ・デ・カントスに生まれ、1614年にセビリアのペトロ・ディアス・ビジャヌエバの下で修行をしました。セビリアの複数の修道会からの注文制作が評判となり、1629年にはセビリア市の画家に任命されます。1630年代にはフェリペ4世より王の画家の称号を得ていますが、1640年頃よりセビリアでの人気に翳りが出てからは南米へ作品を多数送っています。1658年にマドリードへ移住し、1664年に同地で亡くなりました。
4.Francisco de Zurbaranの絵画代表作品とは
- 聖セラピウスの殉教(1628年)
- 聖ボナヴェントゥーラの埋葬(1629年)
- 茨の冠を見つめる幼児キリスト(1630年)
- レモン・かごのオレンジ・茶碗(1633年)
- 神の子羊(1635年~1640年頃)
5.Francisco de Zurbaranの絵画作品の買取査定ポイントを解説
フランシスコ・デ・スルバランの買取査定にあたっては、まず画家の真作であるかどうかが重要なポイントです。出品歴や来歴が分かると査定額が高くなる可能性があります。また、サイズが大きいものほど、また、素描や習作よりも油彩画が高額に査定される傾向にあります。画題や出来栄えによっても価格は異なるでしょう。欠けやシミ、カビなどが無いかどうかも査定の基準となります。
代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら- 画家の真作であるかどうか
- 制作された技法、媒体は何か
- サイズが大きいかどうか
- 状態が良いか
- 来歴や出品歴が分かるかどうか
6.Francisco de Zurbaranの絵画作品の取引相場や参考価格
フランシスコ・デ・スルバランの作品の買取価格が国内の画廊やオークションサイトなどで公開されることはほとんどありません。海外のオークションでは、工房作を含めるとしばしば取引があります。2018年のサザビーズのオークションでは、展覧会出品歴や専門書への掲載歴がある155.5cm×108cmの『改悛の聖ペテロ』が出品され、55万ポンド、日本円にして約6,900万円で落札されました。2011年のクリスティーズにはスルバラン工房の制作による、56cm×35.5cmと小ぶりの僧侶の肖像画2点が、3万9,650ポンド、日本円にして約500万円で落札されています。
7.Francisco de Zurbaranの絵画作品の買取についてのまとめ
フランシスコ・デ・スルバランは、徹底した写実による人物描写と厳かな神秘性を両立した優れた作品を残し、スペイン絵画の黄金時代におけるセビリア派の大家として今も高く評価されています。その真作はもちろん、工房制作の作品や、時代や出来栄えによっては追随者の作品まで、スルバラン関係の作品には高い査定額が付けられる可能性があります。作品をお手元にお持ちの方は、是非、一度査定のご相談をお寄せください。
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