円城寺 昇(えんじょうじ のぼる)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.円城寺 昇の作品を売りたいお客様へ

円城寺昇は立軌会の結成に携わった画家として知られています。1953年に亡くなってから50年以上の月日が経ちましたが、2014年には房総郷土美術館にて円城寺昇展が開催されるほど今でも多くの方から愛されています。貴重な絵画作品には思わぬ高額査定が期待できるでしょう。

このページの目次

2.円城寺 昇についての解説

円城寺昇は草創期の画家の1人と呼ばれています。帝展や文展を中心に作品を発表し続けていました。それまでの日展の在り方から離れ、日本人画家に乏しい立体について真剣に考えるべきであると言うことから立軌会を結成します。この立軌会は後に笠井誠一や栗原一郎らが会員となり、日本の美術界に与えた影響は大きいと言えるでしょう。

3.円城寺 昇の歴史

円城寺昇は1901年に千葉県で誕生します。千葉県立茂原農学校在学中に日本水彩画会に出品、入選を果たします。卒業後は東京美術学校西洋画科に入学し、藤島教室で学びます。1929年には第1回美術協会展にて出品した『岩』が協会賞を受けます。翌年には第11回帝展へ『風景』を出品し、さらに翌年の1931年には第12回帝展に『崖』を出品します。その後も帝展や文展へ出品を続け、精力的に活動を行いますが1953年52歳にてその生涯に幕を下ろします。

4.円城寺 昇の代表作

  • 風景(1930年)
  • 崖(1931年)
  • 御宿風景(1932年)

5.円城寺 昇の作品の買取査定ポイント

買取査定額のポイントとしては、円城寺昇本人の作品であることが分かるサインや共シールの有無、それから作品のコンディションが良好であるかどうかが大切です。作品に円城寺昇のサインや作品名が明記されている場合や、保存状態が良く目立った傷や汚れなどのない作品では買取査定額がアップすると考えられます。

代表的な査定ポイント
  • 円城寺昇本人の作品であるかどうか
  • 作品のおおきさ
  • 作品の出来栄え
  • 作品のコンディションは良好か
  • 保証書や鑑定書、付属品の有無

6.円城寺 昇の作品の取引相場価格

円城寺昇は帝展や文展へ多く作品を出品し作品数が少ない画家ではありませんが、現在はその作品が市場に出回ることが少なく、インターネットオークションでも出品されることは稀です。2015年には『群馬赤城山』というP8サイズの作品が、19,000円で落札されています。絵画作品は大きなサイズの方が高値で取引されることが多いことから、より大きさサイズの作品ではより高値での取引となると予想されます。

7.円城寺 昇の作品の買取についてのまとめ

円城寺昇は立軌会を結成した画家として、日本の美術界に影響を与えた画家の一人です。現在でもその自由で独自的な作品を愛する方も多く、また作品がほとんど市場に出回らないことから希少価値があると考えられます。そのため思わぬ高額査定となる可能性もありますので、円城寺昇の作品の売却を考えている場合にはぜひ一度ご連絡ください。

その他の絵画について