円満院 祐常(えんまんいん ゆうじょう)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.円満院 祐常の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

円満院祐常は江戸中期の僧で、滋賀県大津市にある園城寺円満院の第三十七代門主を務めています。父は時の関白であった二条吉忠で、母は霊元天皇の第3皇女、栄子内親王です。円山応挙の援助をしていたことで知られ、自身も応挙の指導を仰ぎながら風流な作品を残しています。

このページの目次

2.円満院 祐常という絵画作家について

円満院祐常は、円山派を確立して近現代の京都画壇にまで影響を与えた円山応挙の後援者として知られています。自身のそばに仕えさせた応挙から画を学ぶ一方で、蔵画を臨模させるなど応挙様式の草創期を援助しました。祐常が心を尽くして制作を頼んだ「七難七福図」は、応挙の円満院時代の代表作で、1765年から1768年の4年の歳月をかけて制作されたと言われています。

3.円満院 祐常の絵画作家についての経歴など

1723年、円満院祐常は五摂家の一つである二条家に生まれます。12歳のときに聖護院の忠誉入道親王について出家の儀式を受け、門跡寺院の円満院に入門しました。のちに大僧正に至り、円満院の第三十七代門主となっています。また、祐常は『萬誌』という書物に、1761年から1773年までの日常の諸事万端を書き残しました。援助をしていた円山応挙の名は1765年から記されています。1773年11月2日に死去。51歳でした。

4.円満院 祐常の絵画代表作品とは

  • 冨士
  • 萬誌
  • 苅田鶴図

5.円満院 祐常の絵画作品の買取査定ポイントを解説

作品の制作年代が古いので、買取査定では絵のダメージがどの程度あるかがポイントになります。紙本や絹本の作品では経年による退色や剥落などに加えて、カビや染みなども発生しやすいためです。査定額は作品の傷み具合によって大きく変動します。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 作品の保存状態は良いか
  • 落款と印章、共シールがあるか
  • 作品の傷みの程度(退色、カビなど)
  • 鑑定書があるか

6.円満院 祐常の絵画作品の取引相場や参考価格

双幅の絹本水墨の作品『冨士梅花』は、75,000円で落札されています。表具に小さな虫食いと、本紙に少しシミがある作品です。真作保証があり、絵には印章が確認できます。各本紙のサイズは縦98.5cm×横33cmで、各総丈のサイズは縦187.5cm×横47cmです。円満院祐常の作品は希少価値が高く、状態の良い真作の日本画であれば、より高値での取引が期待できるでしょう。

7.円満院 祐常の絵画作品の買取についてのまとめ

二条家という名門に生まれた円満院祐常は、のちの京都画壇に大きな影響を与えた円山応挙の作品制作を援助していました。その一方で、自身も応挙から画を学び、粋で洗練された作品を残しています。円満院祐常の作品をお持ちであるなら、査定で価値を知ってみてはいかがでしょうか。

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