Emil Nolde(エミール・ノルデ)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.Emil Noldeの絵画作品を売りたいお客様へのご案内

エミール・ノルデは、20世紀前半に活躍したドイツ表現主義を代表する画家の一人です。荒々しい筆致と原色を多用した鮮やかな色使いに、オセアニアやアフリカなどの原始芸術からの影響を融合させた独自の芸術を確立しました。「ブリュッケ」や「青騎士」とは一定の距離を保ち、故郷の独特な風土や風景を描いた水彩画や、版画作品などにも優れた成果を残したノルデは、ドイツ近代美術において確固たる地位を築いています。

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2.Emil Noldeという絵画作家について

エミール・ノルデは、家具職人から絵画に転じると、すぐに色彩家としての才能を示し、色の表現主義的な可能性を追求しました。原始美術と言われる芸術の土着的な力強さを、ゲルマン民族の神話や信仰に結びつけて表現した作品は、他に類を見ない個性を放っています。その才能は、水彩画や木版画、銅版画にも活かされました。ナチスによって作品の発表が禁じられた時期には、「描かれざる絵」と呼んだ小さな水彩画を多数制作し、戦後、油彩画として再制作しました。

3.Emil Noldeの絵画作家についての経歴など

エミール・ノルデは、1867年にシュレースヴィヒ公国北部ノルデ村(現デンマーク領)に、エミール・ハンセンとして生を受けます。1884年~1891年には木彫や装飾美術の修行をし、以後、家具職人や工芸分野の講師として勤めながら絵画を学んで、1899年にはパリのアカデミー・ジュリアンにも通いました。1904年よりノルデを名乗り始め、1906年にドレスデンで初個展を開催。「ブリュッケ」に短期間所属し、「ベルリン分離派」や「青騎士」の活動にも参加しながら徐々に名声を高めました。1937年、ナチスによって「退廃芸術」のレッテルを貼られますが、戦後は名誉を回復し、1956年にその生涯を閉じました。

4.Emil Noldeの絵画代表作品とは

  • 春の室内(1904年)
  • 花園(1908年)
  • 最後の晩餐(1909年)
  • キリストの人生(1911年~1912年)
  • 埋葬(1915年)

5.Emil Noldeの絵画作品の買取査定ポイントを解説

エミール・ノルデの買取査定にあたっては、まず画家の真作であるかどうかが重要なポイントです。出品歴や来歴が分かると評価の助けとなります。サイズが大きいものほど、また、素描や習作、版画よりも念入りに描かれた水彩画や油彩画が高額に査定される傾向にあります。画題や出来栄えによっても評価額は異なるでしょう。欠けやシミ、カビなどが無いかどうかも評価の基準となります。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 画家の真作であるかどうか
  • 制作された技法、媒体は何か
  • サイズが大きいかどうか
  • 状態が良いか
  • 来歴や出品歴が分かるかどうか

6.Emil Noldeの絵画作品の取引相場や参考価格

エミール・ノルデ作品の買取価格が国内の画廊やオークションサイトなどで公開されることはほとんどありません。一方、海外のオークションでは油彩、水彩ともに出品事例を見ることができます。レンペルツ社の2006年のオークションでは、晩年の風景油彩画『Marschhof』(67.5cm×88cm)が、136万8,500ユーロ、約1億6,000万円で落札されました。同社のオークションでは、水彩風景画『Evening Marsh Landscape (Seebüll)』(35cm×46.5cm)も38万4,000ユーロ、約4,700万円の高値で落札されています。

7.Emil Noldeの絵画作品の買取についてのまとめ

エミール・ノルデは、激しい色彩と荒々しい筆致の表現力豊かな作品を制作しただけでなく、土着的な木版画や力動感溢れる銅版画などの制作にも優れた成果を残しました。ドイツ表現主義を代表すると同時に、モダンアートに特異な地位を築いた画家として高く評価されています。ノルデの作品をお手元にお持ちの方は、是非、一度査定のご相談をお寄せください。

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