エドゥアール・マネ(Édouard Manet)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.エドゥアール・マネの作品を売りたいお客様へ

エドゥアール・マネはフランス・パリ生まれの画家です。伝統的な形式にとらわれない自由さで個性的な色彩を使い、近代の日常や風俗、静物、歴史、肖像、裸婦、風景などさまざまな画題を描きました。マネの最後の大作となった『フォリー・ベルジェールのバー』は美術の教科書にも掲載されている有名な作品です。

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2.エドゥアール・マネについての解説

19世紀パリのモダニズムな生活風景を描いたエドゥアール・マネはロマン派と印象派の間に位置する画家で、モダニズムの画家ともいわれています。問題作となった『草上の昼食』や『オリンピア』を発端とし、クロード・モネやドガ、セザンヌといった、のちに印象派と呼ばれることになる画塾生らと交流することになります。

3.エドゥアール・マネの歴史

1832年、フランス・パリのブルジョワ家庭に生まれたマネは歴史画家のトマ・クチュールに師事。さまざまな作品から絵画を勉強します。1861年に『スペインの歌手』でサロン初入選を果たしました。1863年に開かれたサロンでは例年に比べ審査が非常に厳しかったため、他の画家と同じく、モネの『草上の昼食』も落選しましたが、それを懸念したナポレオン3世により、サロン落選作で構成した落選展が開催されます。この騒動をきっかけに、以降モネら若手画家らの交流が始まり、のちの印象派と呼ばれるグループが形成されました。しかしマネ自身はサロンでの成功を夢見て出品を続けました。晩年は手術を受けた左足の経過が芳しくなく、1883年に51歳で死去しました。

4.エドゥアール・マネの代表作

  • アブサンを飲む男(1858から1859年)
  • オーギュスト・マネ夫妻の肖像(1860年)
  • スペインの歌手(1860年)
  • 草上の昼食(1862年~1863年)
  • フォリー・ベルジェールのバー(1882年)

5.エドゥアール・マネの作品の買取査定ポイント

エドゥアール・マネの絵画は近代美術の父ともいわれるだけあり、美術史的にも価値の高い作品ばかりで取引価格も群を抜いています。そのため美術市場に出回る作品数も少なく、買取市場では類似品や贋作が出回っています。

代表的な査定ポイント
  • エドゥアール・マネ本人の作品であることを証明する保証書・鑑定書
  • 絵画に傷みやよごれ、カビがついていないか
  • 本人のサインが入っているか
  • 官展に出品された作品であるか
  • 額縁の保存状態は良いか

6.エドゥアール・マネの作品の取引相場価格

イギリスの老舗オークションでは、過去に油彩画『LA FEMME À L’OMBRELLE(パラソルの女)』が、48.2cm×40cmの大きさで170万米ドル(約1億8,000万円)の価格がつきました。また、パステル画『JEUNE FILLE AU COL CASSÉ,DE PROFIL(肖像画、ほつれた襟の若い女性)』が48.2cm×39cmの大きさで86万米ドル(約9,000万円)の落札価格がついています。

7.エドゥアール・マネの作品の買取についてのまとめ

フランス美術史において大きな転換点ともなったエドゥアール・マネの作品は、人気も高く、美術市場に出るたびに話題となるだけあり、真作であることがわかれば高額査定が十分に予想される作家です。マネの作品をお持ちの場合は、ぜひ一度査定に出されることをお勧めします。

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