海老原 喜之助(えびはら きのすけ)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.海老原 喜之助の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

海老原喜之助は日本の洋画家です。フランドル絵画に影響されて描いた「エビハラ・ブルー」と呼ばれる鮮やかな青を基調とした作品が数多く制作し、雪景色や馬などを描いた連作がよく知られています。若いころから数々の賞を受賞し、日本洋画壇の鬼才と称された海老原喜之助の独特の詩情と造形感覚あふれる作品は、今でも高い評価を得ています。

このページの目次

2.海老原 喜之助という絵画作家について

19歳でパリに留学して藤田嗣治に師事した海老原喜之助は、エコール・ド・パリの次世代として期待されました。師である藤田嗣治が日本の伝統的な方法を油彩画に取り入れていたことから、海老原喜之助も別の方法で日本人であることを表現しようとしたようです。その結果、生み出されたのが「エビハラ・ブルー」で、水墨山水画の要素を作品に取り入れています。また、海老原喜之助は「南日本美術展」の創設に尽力し、熊本で「海老原絵画研究所」を設立するなどして後進の指導に熱心にあたっていました。

3.海老原 喜之助の絵画作家についての経歴など

海老原喜之助は、1904年に鹿児島県鹿児島市に生まれました。1923年に19歳で渡仏して、藤田嗣治に師事します。その後、二科展やサロン・ドートンヌに入選して注目されました。1927年にはフランスで3人展を開催。そして、1928年にはニューヨークで初の個展を開いています。1934年に帰国後は独立美術展などで活躍し、多数の賞を受賞。1950年からは、海老原絵画研究所を設立して後進の指導に当たる一方で、フランスにも何度も訪れています。1970年に癌のためパリで逝去。

4.海老原 喜之助の絵画代表作品とは

  • 姉妹ねむる(1927年)
  • ゲレンデ(1930年)
  • 曲馬(1935年)
  • 蝶(1959年)

5.海老原 喜之助の絵画作品の買取査定ポイントを解説

海老原喜之助の作品の買取査定ポイントは、作品の保存状態が良好かどうかにあるといえます。作品の制作年代が古いこともあり、絵にダメージがあれば査定額への影響は大きいでしょう。絵の具の剥落や画面のヒビなどを確認して、作品の状態が悪ければ修復に出してみることをお勧めします。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 作者の署名があるか
  • 作品の保存状態は良いか
  • 鑑定書の有り無し

6.海老原 喜之助の絵画作品の取引相場や参考価格

海老原喜之助の作品は年代が古いため、保存状態が良ければ高値がつく傾向にあるようです。市場では、サインと鑑定書が付いた油彩画8号サイズの『静物』という作品が、30万円〜40万円の間での取引となっています。寸法は縦37.5cm×横45cmです。また、同じく油彩画のサムホールサイズでパリの夜景を描いた「巴里夜景」という作品は20万円〜30万円の間での取引となるようです。こちらもサインと鑑定書が付いています。

7.海老原 喜之助の絵画作品の買取についてのまとめ

日本とフランスを行き来し、数々の展覧会で受賞した海老原喜之助の画業は高く評価されています。素描でさえも「白と黒で構成された絵画」だと言った海老原喜之助。独特の詩情と造形感覚あふれる作品は、すばらしいものばかりです。そして、エビハラ・ブルーはもちろん、戦後に描かれた抽象的な画面構成の作品にも多くのファンがいます。海老原喜之助の作品をお持ちであれば、高価買取を期待できるでしょう。

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