Dominiques Ingres(ドミニク・アングル)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.Dominiques Ingresの絵画作品を売りたいお客様へのご案内

ドミニク・アングルは、19世紀前半に活躍したフランス人画家です。ウジェーヌ・ドラクロワに代表される色彩豊かなロマン主義や、ギュスターブ・クールベの提唱した現実の社会を克明に描くリアリスムといった潮流に対して、新古典主義の美学を継承する代表的な画家として歴史に名前を残しています。また、生前の華々しい栄誉にとどまらず、印象派のエドガー・ドガや古典回帰期のパブロ・ピカソ、シュルレアリスムのマン・レイなど、数々の画家や芸術家に影響を与えた点からも高く評価されています。

このページの目次

2.Dominiques Ingresという絵画作家について

ドミニク・アングルは、ジャック・ルイ・ダヴィッドのもとで新古典主義の洗礼を受け、イタリアではラファエロやクアトロチェントの画家たちを研究し、芸術に最も重要な要素はデッサンであると考えました。美しい構成を実現するためには、モデルの身体をデフォルメすることも厭わず、当時は批判の対象にもなりましたが、アカデミックな美の規範を超えた創作が後世の画家たちに影響を与えました。生活のために制作した数々の肖像画にも、優れた作品を残しています。

3.Dominiques Ingresの絵画作家についての経歴など

ドミニク・アングルは、1780年に画家で彫刻家の父のもとフランス南西部のモントーバンに生まれました。1791年からトゥールーズの美術学校で学んだ後、1796年にパリへ出てジャック=ルイ・ダヴィッドへ弟子入りしました。1801年にローマ賞を受賞し、1806年からローマ、次いでフィレンツェにて研鑽を積みました。1824年、パリへ戻ると、ダヴィッドに次ぐ新古典主義の代表者として迎えられました。1835年~1842年には再びローマへ渡り、在ローマ・フランス・アカデミー長を務めます。1855年、パリ万国博覧会で大回顧展が開催され、1867年にその生涯を閉じました。

4.Dominiques Ingresの絵画代表作品とは

  • 玉座のナポレオン(1806年)
  • ユピテルとテティス(1811年)
  • グランド・オダリスク(1814年)
  • 泉(1856年)
  • トルコ風呂(1863年)

5.Dominiques Ingresの絵画作品の買取査定ポイントを解説

ドミニク・アングルの買取査定にあたっては、まず画家の真作であるかが重要なポイントです。出品歴や来歴が分かると評価の助けとなります。サイズが大きいものほど、素描よりも油彩画が、高額に査定される傾向にあります。画題や出来栄えによって、欠けやシミや破れなどが無いかどうかも査定の基準となります。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 画家の真作であるかどうか
  • 制作された技法、媒体は何か
  • サイズが大きいかどうか
  • 状態が良いか
  • 来歴や出品歴が分かるかどうか

6.Dominiques Ingresの絵画作品の取引相場や参考価格

ドミニク・アングルの作品は、日本での取引はほとんどありませんが、海外のオークションには、しばしば出品されています。2009年のクリスティーズにかけられた、29cm×23.3cmの初期の肖像画は、前の所有者が著名なデザイナーであったことも要因してか、約3億円(以下、全て日本円換算)もの落札額となりました。古代の逸話を紙に油彩で描いた61cm×49.8cmほどの小型の作品は、約7,000万円で落札されました。一方、2013年には、著名な貴族の家族たちをモデルとし、背景まで描きこまれた全身肖像画(48.4cm×39.6cm)が、鉛筆と水彩による素描であったのにも関わらず約2億円で落札されています。主に鉛筆を用いた半身の肖像画も、概ね約2,000万円~3,000万円の高い落札額となっています。

7.Dominiques Ingresの絵画作品の買取についてのまとめ

ドミニク・アングルは、19世紀初頭の新古典主義を引き継ぎ、発展させた画家として、卓越した線描に基づく厳格かつ優美な作品を数多く世に残しました。その影響の射程は、印象派からシュルレアリスム、そして現代までと非常に長く、絵画史を彩る重要な人物として評価され続けています。ドミニク・アングルの作品をお手元にお持ちの方は、是非、一度査定のご相談をお寄せください。

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