デイヴィッド・ホックニー作『ホテルの井戸の眺め』の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.デイヴィッド・ホックニー作『Views of Hotel Well 1(ホテルの井戸の眺め)』を売りたいお客様へ

デイヴィッド・ホックニーはイギリス出身のポップ・アートの巨匠で、ロサンゼルスに在住しながらアメリカ西海岸の風景を中心に、さまざまな風景を描く画家です。メキシコ旅行中に見たホテルの中庭の風景を描いた『Views of Hotel Well 1(ホテルの井戸の眺め)』はホックニーの個性がよく表れた代表的な作品で、人気も高いので高額の査定が期待できます。

このページの目次

2.デイヴィッド・ホックニー作『Views of Hotel Well 1(ホテルの井戸の眺め)』についての解説

デイヴィッド・ホックニーはイギリス出身ですが、1963年にニューヨークを訪れ、アンディ・ウォーホルと会い、その翌年の1964年からカリフォルニアに在住します。当時としては珍しかったアクリル絵具を使用し、さまざまな景色や人物、アメリカ人上流階級の生活、同性愛者の人々の生活などを陽光あふれる明るい色彩で描きました。この『Views of Hotel Well 1(ホテルの井戸の眺め)』はメキシコ旅行中に車が故障し、長期滞在したホテルのベランダから見た中庭の井戸を描いたものだということです。同じ題材で視点の角度などが違うものが数点存在し、これらは「ムーヴィング・フォーカス・シリーズ」と名付けられました。この『Views of Hotel Well 1(ホテルの井戸の眺め)』は一連のリトグラフ作品のシリーズ1のナンバーが振り当てられており、左下余白に「61/75」のエディションが記載されています。

3.デイヴィッド・ホックニー作『Views of Hotel Well 1(ホテルの井戸の眺め)』の作品の特徴について

画面上半分には黒い日よけのようなものがあり、下半分にはレンガ素材らしいピンク色の床タイルが見えます。その中央には、まぶしい陽光に照らされた緑あふれる中庭の風景が描かれています。日よけを支えるためにしつらえられた柱の影の濃さが、中庭から差し込む日差しの強さを表しています。中庭の中央部分に見えるのは、赤いレンガで作られたアーチ状の物体で、これが井戸のようです。遠近法を無視した表現は、ホックニーがベランダや中庭を歩き回って描き、さまざまな角度から見た「井戸のある中庭」の印象を一枚の絵に込めたため、と考えられています。風景のまぶしさとその空気の暑さを見るものに感じさせる暖色を強調したビビッドな色調が印象に残る作品です。

4.デイヴィッド・ホックニー作『Views of Hotel Well 1(ホテルの井戸の眺め)』の相場価格について

ホックニーの作品のなかでもこのホテルの中庭を描いた「ムーヴィング・フォーカス・シリーズ」は非常に人気が高く、サイズは縦79.1 cm、横 104.1 cm、鉛筆による手描きでサインと年代入っています。過去にこの『Views of Hotel Well 1(ホテルの井戸の眺め)』は220万で落札された実績があり、オークション主催者側が予想した落札価格は120万円から180万円でした。たいへん価値の高い作品であるため、ご所有の場合は大切に保管されることをおすすめします。

5.デイヴィッド・ホックニー作『Views of Hotel Well 1(ホテルの井戸の眺め)』についてのまとめ

デイヴィッド・ホックニーの作品はほとんどが明るい光に照らされた風景や人物などで、どれもが驚くほど鮮やかで印象的な色彩で描かれています。そんなホックニーの作品のなかでも『Views of Hotel Well 1(ホテルの井戸の眺め)』からは、イギリスを飛び出してアメリカ西海岸へ、そしてメキシコへと明るい陽光を求めて絵を描き続けたホックニーのこだわりが強く感じられます。もし同作品をお持ちの方は、かなりの高額評価が期待できるので、ぜひ査定をお試しになってください。