趙之謙(ちょうしけん)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.趙之謙の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

趙之謙は中国の芸術家です。書家、画家、篆刻家として多才ぶりを発揮しました。後の近代芸術家、呉昌碩や斉白石をはじめ、後世に大きな影響を与えた大家です。北魏時代の書に触発され、独自の解釈による「北魏書」と呼ばれる新しい表現を確立しました。日本でも趙之謙の作風に影響を受けた書家は少なくありません。

このページの目次

2.趙之謙という絵画作家について

文人画を学び、金石学をよくした趙之謙は、書画に秀でた人物でした。深い学識がありながら、科挙の試験に合格することはなく、高級官僚の道を諦めますが、その不遇な経験から、難解な詩文や詩情をたたえた書画篆刻が生まれました。「北魏書」を確立し、後世の芸術家に多大な影響を及ぼしました。水墨画の伝統を踏まえ、画と書を一体とみなし、花の絵と画賛による作品を多く描きました。

3.趙之謙の絵画作家についての経歴など

趙之謙は1829年中国の浙江紹興に生まれました。15歳で金石学を好んで学び、20歳で秀才になるも太平天国の乱に巻き込まれ、科挙試験を受けられませんでした。その後も何度か科挙試験を受けては落第し高級官僚の道を諦めます。43歳の時、江西省の知県候補になるも、劉坤一の委嘱を受けて『江西省史』の総編集に携わりました。10代から文人画を学び、徐渭や陳淳、石濤、李鱓らに学び独自の画法を確立しました。書は、金石学をよくしたので、古法を習得し篆書・隷書に優れています。1884年没。

4.趙之謙の絵画代表作品とは

  • 四時花卉図(1861年)
  • 臨楊大眼造像記横披(1868年頃)
  • 宜富当貴図軸(1868年頃)
  • 行書七言古詩四屏(1883年)

5.趙之謙の絵画作品の買取査定ポイントを解説

趙之謙の買取査定にあたっては、まず真作であることが重要です。そのため、落款や印があると良いでしょう。また、保存状態ができるだけ良いことも査定額を左右するポイントです。書画の大家・趙之謙の作品は、とても希少価値があるので、多少のシミがあっても高額査定が期待できるでしょう。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 落款がある
  • 真作である
  • 保存状態が良い
  • 印がある

6.趙之謙の絵画作品の取引相場や参考価格

趙之謙の作品は、中国でも日本でも人気があります。中でも肉筆画は特に評価が高く希少価値があるため、そのほとんどが美術館や博物館に所蔵されるほどで、市場でも高額で取引されています。本紙縦21.5cm×横30cmの花や生き物を描いた水墨画8点セットは、額装ではなく捲りですが、937,016円で落札され、入札数は62件でした。とても人気があるため贋作も多い作家です。真作は高額査定が期待できます。

7.趙之謙の絵画作品の買取についてのまとめ

趙之謙は、書画に秀でた芸術家で篆刻作品も残しています。科挙に合格することはできず高級官僚にはなれませんでしたが、深い学識があり、特に金石学をよくしました。北魏時代の書に触発され「北魏書」を確立し、後世の芸術家に影響を与えました。書画の大家で日本でも人気がある作家ですので、真作は高額で取引されています。もし、趙之謙の作品をお持ちでしたら、一度査定してみることをおすすめします。

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