査士標(さしひょう)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.査士標の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

査士標は中国明代の末期から清代の初期にかけて活躍した画家です。汪之瑞や孫逸、同郷の漸江とあわせて「新安四大家」の一人に挙げられています。元代の画家である倪瓚に学んだとされる画法で秀逸な山水画を残しており、今でも高く評価されている画家です。

このページの目次

2.査士標という絵画作家について

査士標は新安四大家の一人とされている、新安派の画家です。はじめは倪瓚の蕭散体を学び、描かれた山水画には節制された墨の使用や簡潔な筆致といった特徴が表れています。後年には元時代の文人画家であった呉鎮にも学んでおり、闊筆体を自らの画風に取り入れました。また、書では北宋の書家である米芾や明末の書家の董其昌を学び、その作風から「米・董の再出」と評されています。

3.査士標の絵画作家についての経歴など

査士標は1615年に生まれており、山東省海陽の出身です。明朝に仕え、明代の末期に諸生となって科挙を目指していました。しかし、明が滅びて清王朝が成立したため、仕官することをやめてしまいます。その後、放浪した先の楊州で詩書画の制作に専念しました。裕福な家に育ち、宋元画の真蹟が多くあったので、書画の鑑定にも精通していたとされています。晩年は江蘇省揚州に居を移しました。1698年没。84歳。

4.査士標の絵画代表作品とは

  • 溪山客来図
  • 仿倪法山水図
  • 仿雲林山水図

5.査士標の絵画作品の買取査定ポイントを解説

査士標に限らず、古書画の部類は贋作や模写が大変多く出回っているようです。真作であれば高値での買取が期待できる画家ですので、正式な鑑定書の付属をお勧めします。また、年代がかなり古いため、紙に墨を用いた作品では保存状態による査定額の変動も大きいようです。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 保存状態は良いか
  • 真作が確認できるか(鑑定書の付属)
  • 絵の劣化具合(退色など)
  • 作品に破れやカケなどないか

6.査士標の絵画作品の取引相場や参考価格

査士標の作品とされている掛け軸や書の多くは真贋不明の作品で、模写という表記で出品されている場合もあります。真作を謳ったものがほとんどなく、模写としてある画帖10図の取引では168,000円という値段がついていました。裏面に修理跡と、痛み、シミ、折れがありますが、紙本とされています。画帖のサイズは縦が25.5cmで、横が18.5cmです。真作が確認できる掛け軸であれば、より高額な査定も期待できるでしょう。

7.査士標の絵画作品の買取についてのまとめ

画家や書家の先人たちからよく学び、自らの作風へと昇華させた査士標は新安四大家の一人として称賛されました。真作である証明さえできれば希少価値が高いこともあり、高値での買取を十分期待できる画家です。査士標の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出されてみることをお勧めします。

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