Caspar David Friedrich(カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.Caspar David Friedrichの絵画作品を売りたいお客様へのご案内

カスパー・ダーヴィト・フリードリヒは19世紀前半に活躍したドイツ・ロマン派を代表する画家です。近景から遠方へと無限に広がる眺望を描き、崇高さや宗教性を感じさせる独特の風景画によってドイツ美術史に確固たる地位を築きました。死後、一時忘れられていましたが、20世紀になって再評価され、今世紀にいたるまでその人気は衰えていません。

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2.Caspar David Friedrichという絵画作家について

カスパー・ダーヴィト・フリードリヒは、幼少時から家族を早くに失い、このことが彼の画風や人格に大きく影響を与えたと言われています。初期および身体の麻痺に悩んだ晩年期にはセピア色の線画を主に描きました。最初の重要な油彩画である1807年の『山上の十字架(テッチェン祭壇画)』を描いた頃に、圧倒的な静謐さと孤独をたたえる独自のスタイルを確立します。広大な海洋や廃墟、高みから見下ろした風景などをモチーフに、ときにその風景を眺める人の後ろ姿を描きこみ、見る者に人間の卑小さや死の運命などを感じさせる新しい風景画を生み出しました。

3.Caspar David Friedrichの絵画作家についての経歴など

カスパー・ダーヴィト・フリードリヒは、1774年に当時スウェーデン領であったドイツ北部の街グライフスヴァルトに生まれました。1794年~1798年にコペンハーゲンのアカデミーで学び、98年よりドレスデンに定住しています。1801年にオットー・ルンゲらとロマン派のグループを形成し、1805年にはゲーテから作品が賞賛されます。1824年にドレスデン・アカデミーの員外教授に就任しますが、正教授になれないまま不遇な晩年を送り、1840年に世を去りました。

4.Caspar David Friedrichの絵画代表作品とは

  • 山上の十字架(1807年)
  • 海辺の修道士(1808年~1810年)
  • 雲海の上の旅人(1818年)
  • リューゲン島の白亜岩(1818年)
  • 氷の海(1823年~1824年)

5.Caspar David Friedrichの絵画作品の買取査定ポイントを解説

カスパー・ダーヴィト・フリードリヒの買取査定にあたっては、まず画家の真作であるかが重要なポイントです。出品歴や来歴が分かることは評価のポイントになります。一般的にはサイズが大きいものほど、またペン画や素描よりも油彩画が高額に査定される傾向にあります。画題や出来栄え、欠けやシミや破れなどが無いかどうかも査定の基準となります。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • カスパー・ダーヴィト・フリードリヒの真作であること
  • 来歴、出品歴、掲載歴が分かるかどうか
  • 材質、媒体はなにか
  • 出来栄えが良いか
  • 状態は良いか
  • サイズが大きいか

6.Caspar David Friedrichの絵画作品の取引相場や参考価格

カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ作品の買取価格は、国内の画廊やオークションサイトなどで公開されることがほとんどありません。しかし、海外のオークションには線描画を含めしばしば出品があります。2018年のサザビーズのオークションでは、1823年に出品歴のある71.5cm×93cmの『山間の湖の風景、朝』が253万ポンド、日本円にして約3億円で落札されています。1803年頃制作の線描画である『リューゲンのアルコナ岬の眺め』は、サイズが41.3cm×69cmで45万8,000ポンド、日本円にして約5,600万円で落札されています。

7.Caspar David Friedrichの絵画作品の買取についてのまとめ

カスパー・ダーヴィト・フリードリヒは、自然に対する崇高や畏怖に加え、宗教的な敬虔さまでも感じさせる象徴的な風景画を描き、ドイツ・ロマン派の代表画家として歴史に名を残しました。その作品は、比較的穏やかな風景であれ、あるいはペンのみで描かれた初期作品であれ、オークションでも非常に高額で落札されており、買取査定においても高い評価額が期待できるでしょう。

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