Auguste Rodin(オーギュスト・ロダン)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.Auguste Rodinの絵画作品を売りたいお客様へのご案内

オーギュスト・ロダンは、19世紀後半から20世紀初頭に活躍したフランスの彫刻家です。対象をそのまま写実的に模刻するのではなく、まるで生命を宿したかのような生き生きとした造形を目指し、彫刻の概念を大きく変えました。カミーユ・クローデルやコンスタンチン・ブランクーシの師としても知られ、「近代彫刻の祖」と呼ばれるだけでなく、文芸雑誌『白樺』で紹介され、高村光太郎や荻原守衛に影響を与えるなど、日本国内でも高く評価されています。

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2.Auguste Rodinという絵画作家について

オーギュスト・ロダンは、事実上のデビュー作『青銅時代』において、モデルをそのまま型取りしたのではないかと揶揄されるほど、生々しい量塊表現を実現しました。ロダンの彫刻においては、理想美ではなく、個々の生命の美や肉体の存在感、滲み出る感情の表現が重視され、ニュアンスに富んだ細部や、触感的な表面、光と影の作用などが、従来の伝統を覆す新しい彫刻の美を形作りました。ブロンズ鋳造による複製が可能なため、12体までが真作として認められることが、フランスの法律で定められています。

3.Auguste Rodinの絵画作家についての経歴など

オーギュスト・ロダンは、1840年パリにて労働者階級の家庭に生まれ、14歳から工芸学校のルコック・ド・ボアボードランの下でデッサンを教わりました。装飾職人として働きながらほぼ独学で彫刻を学び、30歳で仕事を求めてベルギーへ移住しました。1875年のイタリア旅行でミケランジェロとドナテッロから感銘を受け、その後制作した『青銅時代』は、国家買い上げとなる評判を得ました。パリへ戻り、1880年には新しい美術館入口のための彫刻が依頼され、『地獄の門』の制作に着手。現在は代表作とされる彫刻の多くが悪評に晒されながらも、彫刻家としての名声は高まり、胸像や素描にも精力的に取り組みながら、1917年にその生涯を閉じました。

4.Auguste Rodinの絵画代表作品とは

  • 青銅時代(1877年)
  • 考える人(1879年~1889年)
  • 地獄の門(1880年~1890年頃)
  • カレーの市民(1889年頃)
  • バルザック(1891年~1898年)

5.Auguste Rodinの絵画作品の買取査定ポイントを解説

オーギュスト・ロダンは極めて贋作が多い作家として知られ、買取査定では、真作であることが大変重視されます。サインや制作年代の記載があるかどうか、鋳造された場所や来歴、出品歴が分かると良いでしょう。ブロンズよりは大理石製が高値となる傾向にあり、ブロンズ像では鋳造がロダンの生前の場合、死後よりも高く評価されるでしょう。また、晩年に描かれた数多くのドローイングでは、日焼けや折れ、破れ、シミ、カビがないかといった作品の状態も査定のポイントとなります。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • オーギュスト・ロダンの真作であるかどうか
  • サインや年代の記載があるかどうか
  • 来歴や出品歴が分かるかどうか
  • 鋳造の年代はいつか
  • 状態が悪くないか
  • 出来栄えが良いか

6.Auguste Rodinの絵画作品の取引相場や参考価格

オーギュスト・ロダンの国内での買取事例はしばしば公開されていますが、評価額が示されることはほとんどありません。一方、海外のオークションでは、ほとんどの場合が高額で落札されています。2016年のサザビーズでは、中型の大理石像『永遠の春』が、約22億円で落札され、ロダン作品の最高額を記録しました(以下、価格は全て日本円換算)。2018年のクリスティーズでは、生前の鋳造によるブロンズ像『接吻』が約17億円で落札されています。晩年に数多く残された、鉛筆と水彩による官能的なヌード素描は、約100万円~150万円ほどの予想落札額が付けられているようです。

7.Auguste Rodinの絵画作品の買取についてのまとめ

誰もが知る彫刻『考える人』などの傑作を生み出したオーギュスト・ロダンは、長い職人時代を経て彫刻家として作品を発表すると、またたく間に名声を得、生前から贋作が作られるほどの人気を博しました。パリだけでなく、フィラデルフィアにも美術館が建設され、静岡県立美術館や国立西洋美術館にも大コレクションが築かれるなど、その評価は衰えることはありません。晩年に数多く残した素描でも、100万円以上の高額で落札されている人気の画家です。

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