浅井 忠(あさい ちゅう)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.浅井 忠の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

浅井忠は明治期に活躍した日本の画家です。明治維新後に洋画家・洋画塾の長として活躍した国沢新九郎のもとで油絵を学び、バルビゾン派の影響を受けたイタリア画家フォンタネージに師事しました。フランス留学を経て西洋画研究を深め画技を磨いた浅井は、写実的な画風で当時の農村や漁村の風景を詩情豊かに描き出し、『春畝』や『収穫』といった名画を生み出しました。

このページの目次

2.浅井 忠という絵画作家について

浅井忠は工部美術学校で、芸術理論と実技指導により絵を学びました。卒業後は新聞画家や戦争画家として活躍した一方、明治美術会の設立や聖護院洋画研究所の開設など、後進の育成にも尽力しました。門下には梅原龍三郎や安井曾太郎、津田青楓などがいます。画家としても教育者としても高い評価を得ている人物です。

3.浅井 忠の絵画作家についての経歴など

浅井忠は1856年、江戸で佐倉藩士浅井常明の長男として誕生しました。幼少期より絵に関心が高く、少年時代に南画家黒沼槐山に日本画を学んだ後、1875年には国沢新九郎の彰技堂で洋画を学びます。工部美術学校でイタリア人画家・フォンタネージに師事し本格的な絵の指導を受けると、より深い西洋画の研究を行いたくなり1900年には渡欧を果たします。パリ郊外のグレーでは四季折々の風景を独自の感覚で表現し数々の名作を生み出しました。関西洋画壇の指導者として活躍し、1907年に亡くなりました。

4.浅井 忠の絵画代表作品とは

  • 春畝(1888年)
  • 収穫(1890年)
  • 旅順戦後の捜索(1895年)
  • グレーの秋(1901年)

5.浅井 忠の絵画作品の買取査定ポイントを解説

浅井忠の作品は、制作時期によって画風が異なり人気の度合いも変わってきます。グレーの風景を描いた作品群は浅井の代表作ともいえ、高額になる可能性が高いといえます。素描作品も多く、市場取引は活発に行われています。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • グレーの風景シリーズかどうか
  • 本人の作品と確定できる要素があるかどうか
  • 制作時期
  • 風景画か人物画か

6.浅井 忠の絵画作品の取引相場や参考価格

素描『崖の下』は小品ながら40,100円で落札されました。画面サイズ20cm×11.5cm、額サイズ45cm×37.3cmで、紙に描かれた水彩画です。また、滞欧時に描いたと思われる油彩画にはオークションで150,000円の値がつきました。こちらは聖護院洋画研究所を開設した際の出資者のお宅の旧蔵品です。水辺の風景を描いたもので、裏書にサインあり、制作年代の表記もありました。大きさは42cm×29.5cmで、出品者と浅井の関係性がはっきりしており画風も浅井の特徴と一致していることから真作と思われます。状態が良好で箱や袋もあったため、高額となりました。

7.浅井 忠の絵画作品の買取についてのまとめ

浅井忠は本格的な西洋画指導を受け、パリ留学を経て画技に磨きをかけました。農村や漁村の人々の生活を好んで描き、写実的でありながら人々の生活に根ざしたワンシーンを切り取った温かみのある画風が人気です。肉筆画は価値が高く、特に水彩画は高値で取引されています。作品の買取をご希望の方はぜひお知らせください。

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