赤穴 宏(あかな ひろし)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ
1.赤穴 宏の絵画作品を売りたいお客様へのご案内
赤穴宏は、北海道生まれの洋画家です。戦後美術の新しい動向の中、アンフォルメルやアメリカ抽象表現主義の影響を受けました。55年以上の画業では具象から抽象へ、さらに抽象から具象へとその表現を変転させています。写実的な静物画を描きながら背景は抽象画のような斬新なタッチで描き、独特な存在感を示しました。
このページの目次
2.赤穴 宏という絵画作家について
戦前、工芸図案科で学んでいた赤穴宏は、戦後になって画家を志しました。戦後は焼け残った建物といった哀しい情感が漂う作品を描きました。しかし、戦後美術の新しい動向の中、60年代に入るとアンフォルメルやアメリカの抽象表現主義の影響を色濃く受け、抽象作品を描くようになりました。70年代以降は、東京の田園都市と卓上静物を描いています。晩年には、写実的に描かれた静物に対し、抽象的な背景を描き、自身の過去と現在の作風を融合させたような作品を描いています。
3.赤穴 宏の絵画作家についての経歴など
赤穴宏は1922年北海道に生まれました。上京し東京高等工芸学校を卒業するも、戦時中のため応召。戦後は田園調布純粋美術研究室に入り、猪熊弦一郎の指導を受けました。東京工芸専門学校の助手をしながら制作に励み、数々の賞を受賞しました。1970年千葉大学工学部教授に就任、1982年には武蔵野美術大学教授に就任しました。2002年9月には北海道釧路芸術館で「画業55年 魂へのまなざし 赤穴宏」展を開催しました。2009年没。
4.赤穴 宏の絵画代表作品とは
- 街なみ(1950年頃)
- 「眼」赤と青 ’63(1963年)
- 始祖鳥(1956年)
- ワイングラスとふたつの壺(1998年)
5.赤穴 宏の絵画作品の買取査定ポイントを解説
赤穴宏の作品を買取査定するときのポイントは、キズや汚れがないこと、そして本人の作品であることが重要なポイントです。そのため、サインがあるかどうかは評価額を左右します。額や箱があればなお良いでしょう。また、赤穴宏の得意とした静物画ならば、評価額にも期待できそうです。
代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら- 作家のサインがある
- 額がある
- 箱がある
- 保存状態が良いこと
- モチーフが静物画である
6.赤穴 宏の絵画作品の取引相場や参考価格
オークションサイトでは、赤穴宏の油彩画と版画が出品されていました。『ばら』は10号の油彩画で45,500円で落札されました。これは額サイズ73cm×65.6cm、赤穴宏が得意とする静物画です。同じ『ばら』で3号の作品は15,000円で落札されました。サイズの大小で価格に違いがあることからも、安定した相場価格だということがわかります。
7.赤穴 宏の絵画作品の買取についてのまとめ
赤穴宏は、戦後から本格的に画家を志し、数々の賞を受賞しました。戦後美術の影響を受け、抽象と具象を行ったり来たりして表現を変転させました。しかし後半になると、静物画を多く描きました。表現は変われど、作品には一貫したロマンチシズムが漂います。油彩画、版画作品が市場に出品されていますが、価格は安定しています。赤穴宏の作品をお持ちの方は、ぜひ一度査定してみましょう。
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