阿部 展也(あべ のぶや)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ
1.阿部 展也の絵画作品を売りたいお客様へのご案内
ベン・シャーン、ジョン・ケージ、アントニ・タピエスなど世界的な芸術家との交流もあった阿部展也は、最先端の前衛美術を学びます。初期のシュールレアリスムからアンフォルメル、晩年の抽象作品まで新しい作風の作品を生み出し続け、日本の枠に収まり切らずグローバルに活躍しました。現在では知名度が低めですが、2018年に大規模な回顧展が開催されたことで、再評価の機運が高まっています。
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2.阿部 展也という絵画作家について
マルチな才能を持った阿部展也は、画家、写真家、評論家、中世墓石彫刻の研究家など、多くの顔を持っていました。58年の生涯で、鉛筆画、油彩、アクリル画、エンコースティック(蝋画)、墨、樹脂、セメントなど、様々な画材に取り組み、版画、写真などの作品も残しています。時代を駆け抜けた彼の作品には、今でもその輝きを感じることができます。阿部展也は作品作りの一方、彫刻家・宮脇愛子に絵を教えていたことでも知られています。
3.阿部 展也の絵画作家についての経歴など
阿部展也は、大正2年、新潟県五泉市生まれ。京北中学校を中退し、独学で絵を学びました。昭和7年には独立展に初入選すると、昭和12年、シュルレアリスムを日本に広めた瀧口修造と共作した詩画集『妖精の距離』で注目を浴びます。昭和13年には創紀美術協会の創立会員に就任。昭和14年には、美術文化協会の創立同人になりました。昭和26年、ブラジルで行われる国際展覧会サンパウロ・ビエンナーレに出品。昭和34年からはローマに定住します。昭和46年には、現代日本美術展で『R‐3』で東京国立近代美術館賞を受賞。同年5月、定住先のローマで惜しまれつつも58年という生涯の幕を閉じました。
4.阿部 展也の絵画代表作品とは
- 妖精の距離(1937年)
- 地球創造説(1940年)
- 飢え(1949年)
- R‐3(1971年)
5.阿部 展也の絵画作品の買取査定ポイントを解説
真作であるかどうかは、阿部展也作品の買い取りの際に最も重視される点です。それを判断する要素としては、鑑定書や保証書、サインの有無などが挙げられます。また、品物の保存状態や作品の完成度、額縁に入っているか、限定品かどうかなども買取の際に重視されています。
代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら- 本人が描いた本物の作品であること
- 保存状態の良さ
- 作品の完成度が高い
- 同一作品の点数が限られている
6.阿部 展也の絵画作品の取引相場や参考価格
阿部展也の作品は、市場での取引きがあまり多くありません。作品や大きさによって価格は異なりますが、額サイズ約86cm×71cm、マット内側サイズ約63cm×45cmの限定版サイン入りリトグラフは、5万6千円で販売。額サイズ29.8cm×35cm、イメージサイズ5cm×3cm(2枚)のインク画は、2万円 で販売されています。海外のオークションサイトでは、1968年に描かれた、97.8cm×91.8cmのサイン入り油彩画が、1,000ユーロ~1,500ユーロ(約12万円~18万円)の見積価格で出品され、落札されました。海外の方が国内よりも阿部展也作品の評価は高いと言えるでしょう。
7.阿部 展也の絵画作品の買取についてのまとめ
時代を先取りした阿部展也は、前衛的な作品を多く発表しています。残念ながら、市場ではあまり取り扱いはされていませんが、その中で日本国内なら数万円で手に入れられる作品が多いようです。また、海外のオークションサイトでは、日本よりも高値で取引されるケースが多いため、買取を希望される方は海外に販路のある査定業者に相談してみることをおすすめします。
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