直原 玉青(じきはら ぎょくせい)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!
1.直原 玉青の作品を売りたいお客様へ
直原玉青は禅僧であり画家です。俳句もよくしました。主に南画を描き、日展に16回入選するほどの人物で、南画の第一人者としても有名です。その作風は、墨の濃淡だけで一気に書き上げるダイナミックなものから、風景を描いた彩色画まで多岐にのぼります。寺の襖絵や天井画として現存している作品もある南画の大家です。
このページの目次
2.直原 玉青についての解説
直原玉青は岡山県に生まれ、淡路島の洲本で育ちました。大阪美術学校を卒業後、南画を矢野橋村に習いました。以来、約80年という画業を現代南画の普及と発展のために尽くしました。また禅の修行を積み黄檗宗の僧侶になり、俳句は高浜虚子に師事しています。自ら「句画禅一如」を提唱し、独自の南画芸術を確立しました。
3.直原 玉青の歴史
1904年岡山県に生まれました。2歳の頃に淡路島の洲本に移住し、16歳の時に母親が病死し自らも大病を患い「自らの人生に悔いが残らぬように」と画家を志し、矢野橋村の元で本格的に南画を学びました。帝国美術展に入選すると、その後は日展に16回入選します。約80年の画業を通し、南画の発展に尽くしました。禅の修行を積み黄檗宗の僧侶となり、国清寺の住職を勤めました。俳句は高浜虚子に師事し、俳誌『ホトトギス』の同人に推挙されました。1977年千福寺客殿に襖絵を揮毫し、その後本堂の欄間に弘法大師をテーマにした連作をてがけ、1980年に完成させています。2005年没、101歳の大往生でした。
4.直原 玉青の代表作
- 弘法大師修行図絵(1980年)
5.直原 玉青の作品の買取査定ポイント
直原玉青の作品は襖絵などの大作が有名ですが、掛け軸や色紙などの小品も描いています。買取査定にあたっては本人の作品であることが第一条件として挙げられ、落款や印があることが重要なポイントです。また、共箱や共シールがあり、保存状態ができるだけ良い方がいいでしょう。
代表的な査定ポイント- 本人の作品であること
- 落款、印があること
- 保存状態ができるだけ良いこと
- 共箱や共シールがあること
6.直原 玉青の作品の取引相場価格
直原玉青は襖絵や天井画といった大作が有名で、オークションにはあまり出品されていないようです。そのため希少価値がある画家といえるでしょう。掛け軸の作品になりますが『海辺』は50,000円で落札されています。彩色を施した日本画で、絹本サイズ42cm×51cm軸サイズ137cm×66cm、共箱がついています。また、テレビの鑑定番組では直原玉青の『牡丹図』が500,000円の値をつけており、高額査定が期待できる画家です。
7.直原 玉青の作品の買取についてのまとめ
直原玉青は南画の第一人者であり、禅僧で俳人でもあります。一見すると多様な分野に取り組んだ人物に思えますが、自らが提唱した「句画禅一如」の精神を貫き、独自の南画芸術を確立しました。作品は千福寺の襖絵といった大作が有名ですが、掛け軸や色紙といった品も描いています。現状市場にはそれほど出回っていませんが、テレビ番組で高額が付けられるなど、高額査定に繋がる可能性が期待できます。もし作品をお持ちでしたら、ぜひ一度お問い合わせください。
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