東郷青児(とうごう せいじ)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ
1.東郷青児を売りたいお客様へ
東郷青児は、大正から昭和にかけて活躍した洋画の絵画作家です。デフォルメされた女性像の作品で知られており、二科会を中心に作品を発表しました。憂いに満ちた、青白い洋画の美人画は作品が制作された当時はモダンな雰囲気だったものの、現在では甘美でノスタルジックな雰囲気を醸し出しており、新しいファンを獲得しています。前衛的な画家と見なされた東郷青児でしたが、独特な女性像を描きながらも誰にでも理解できる大衆のための作品を完成させました。2.東郷青児についての解説
スキャンダラスな人生を送った東郷青児の描く美人画は、陶器のような艶のある質感の肌としなやかで上品なエロティシズムが表現されています。イタリア・ルネッサンスの時代の絵画を研究した東郷青児は高い油彩技術を持ちつつも、単なる西洋画として作品を完成させるのではなく、自らの洋画作品に伝統的な日本画の装飾性を取り入れて独自の画風を確立しました。東郷青児の作品に見られる「大衆性」は、彼がフランスに留学していた時代から心掛けていたもので、生涯を通して誰にでもわかる作品の制作を行いました。3.東郷青児の歴史
1897年、東郷青児は鹿児島に生まれます。1914年から竹久夢二が開いた店に出入りし、下絵描きなどの仕事を手伝いました。18歳のときに初の個展を開き、その後画家の有島生馬の師事するようになります。1916年には、第3回二科展に初出品した作品が二科賞を受賞。画家として認められるために、1921年から約7年間フランスに留学します。帰国後、二科展を中心に作品を発表し多くの賞を受賞しますが、その期間も女性とのスキャンダルが絶えない生活を送ります。1931年に二科会入会、1960年には日本芸術院会員になりました。1961年には二科会の会長に選ばれ、「二科会のドン」と呼ばれるようになります。1969年、フランス政府から芸術文化勲章を授与され、1978年には文化功労者に選ばれました。4.東郷青児の代表作品
「望郷」 「美しき祈り」 「塔の街」 「山なみ」 「花束」5.東郷青児の買取査定ポイント
一世を風靡した東郷青児の作品の買取査定ポイントとして、真作かどうかという点が挙げられます。一般的に東郷青児の作品は、贋作が多いことで有名です。ですから、東郷青児の作品の売却を考えているのであれば、真作証明を行って少しでも高い査定額を提示してもらえるようにしましょう。真作証明するためには、作品の出どころがきちんと証明できる付属品や保証書、そして鑑定書などが役立つでしょう。査定の際には、それらの付属品や鑑定書なども忘れずに一緒に提示することをおすすめします。- 真作かどうか
- 付属品は付いているか
- 鑑定書は付いているか
6.東郷青児の買取相場価格
東郷青児の作品の買取相場価格は、約3万円から400万円ほどとなっています。1点ものの油彩作品である「花を飾る」は、およそ370万円で取引されました。こちらの作品は、東郷青児鑑定委員会によって発行された公式鑑定書が付いた状態で出品されました。また、「婦人像」と題された油彩作品は、約50万円で取引されています。この作品も東郷青児鑑定委員会による鑑定書付き、そして保存状態が概ね良好な状態で出品されていました。7.東郷青児の買取についてのまとめ
東郷青児の作品は現在でも高く評価されており、高額で買取取引が行われています。そのため、東郷青児の作品の売却は難しくはないでしょう。作品の保存状態が良いことに加えて、真作であることを証明できれば高額査定が望めます。もしも鑑定書がない場合には、専門の鑑定機関に提出して鑑定書を発行してもらうことができるでしょう。品物の取引相場価格を検索
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