木下 佳通代(きのした かづよ)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ
1.木下 佳通代の絵画作品を売りたいお客様へのご案内
木下佳通代は神戸を拠点として活躍した戦後芸術を代表する美術家のひとりです。1962年に京都市立美術大学西洋画科を卒業し、芸術家として活動を開始しました。木下佳通代の前期の作品はゼログラフィー(青焼き写真)と呼ばれる電子複写技術を使用したもので、人間の知覚のあり方を問うような特徴を持っています。後期は主に油絵作品を制作し、人間の根本的な知覚を見つめなおすことを目指していました。
このページの目次
2.木下 佳通代という絵画作家について
木下佳通代の前期作品の大きな特徴は、人間の知覚のあり方をテーマに認識や存在のズレなどを表現したことで、1973年頃から1980年頃の作品はゼログラフィー(青焼き写真)と呼ばれる電子複写技術を用い、図形を描いた紙を折ったり歪ませたりして変形させたものを撮影し、その上に線や円の平面的な図像を描いて制作されています。1981年のドイツ・ハイデルベルクでの個展開催以降は、画法を油絵にシフトします。その後、1990年にガンの告知を受け治療のためロサンジェルスに移住し制作活動を継続しました。後期の作品はキャンバスに塗った絵の具を布でふき取るという手法を取り入れています。
3.木下 佳通代の絵画作家についての経歴など
1939年、木下佳通代は兵庫県神戸市に生まれました。1962年に京都市立美術大学西洋画科を卒業し作家活動を開始しました。その後『作品77-D』という作品が兵庫県立美術館賞を受賞しました。1982年頃から画法を油絵にシフトします。さらに後期になると、キャンパスに塗った絵の具を布でふき取る工程を加え、動きを重視した筆跡と拭き取った痕跡で、絵と空間が響きあう魅力的な空気を作品に与えることに成功します。1990年に活動拠点をロサンジェルスに移し、ガン治療と並行しつつ活動を続けましたが、1994年55歳で亡くなりました。
4.木下 佳通代の絵画代表作品とは
- 作品77‐D(1977年)
5.木下 佳通代の絵画作品の買取査定ポイントを解説
国内外を問わず高く評価されている木下佳通代の買取査定ポイントは、第一に作品が真作であることですが、作品の大きさや額装の有無も考慮する必要があります。もちろん保存状態が良いことも重要で、コンディションの良い真作であれば、高い査定結果が期待できる作家です。
代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら- 保存状態が良いか
- 真作だと証明できるか
- 市場需要のある作品か
- 保証書や鑑定書がついているか
- 大きさはどれくらいか
- 額装や表装はされているか
6.木下 佳通代の絵画作品の取引相場や参考価格
木下佳通代の一般市場での取引実績はあまり多くはありません。例えば『90-CA625』という作品は画寸72.5cm×60.6cmで、画寸は不明ですが約97万円で取引された実績があります。木下佳通代は若くして亡くなりましたが、関係者の努力によりその後も個展や美術館での展覧会などが開催されており市場での需要は高いと言えます。
7.木下 佳通代の絵画作品の買取についてのまとめ
木下佳通代は、人間の知覚のあり方を問い続け、時間や空間を平面上に描くことによってとらえ直すことを追求した作家です。高額査定となるためには、真作を証明できるものの有無や、保存状態などを事前に確認された方が良いでしょう。木下佳通代の作品は国内外で人気が高く、市場価値も需要も十分に見込めます。お試しだけでも査定に出してみられてはいかがでしょうか。
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