Francisco de Goya(フランシスコ・デ・ゴヤ)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ
1.Francisco de Goyaの絵画作品を売りたいお客様へのご案内
フランシスコ・デ・ゴヤは、18世紀後半から19世紀初頭に活躍したスペイン・ロマン主義を代表する画家です。宮廷画家として活躍し、同じ構図で着衣と裸体の両方を描いた『裸のマハ』『着衣のマハ』や『カルロス4世とその家族』といった傑作を残すとともに、晩年はナポレオン戦争の悲惨さや社会の矛盾に目を向けた風刺的な版画や「黒い絵」の連作を手がけ、鋭い現実直視と幻視性が結合した独特の作風で近代絵画への道を開いたとされています。
このページの目次
2.Francisco de Goyaという絵画作家について
フランシスコ・デ・ゴヤは、マドリードの王立タペストリー工場の下絵描きに従事し、その功績が認められ宮廷画家となった頃はロココ風の華やかな装飾画などを多く手がけました。聴覚を失ってからのゴヤの作品は、徐々に宗教や政治における矛盾や弾圧、自己の内面的苦悩をテーマとした幻想的な作風へと変化していき、『戦争の惨禍』他の四大版画シリーズや、『1808年5月3日』、「黒い絵」シリーズの中の代表的な一作、ローマ神話の神を描いた『我が子を食らうサトゥルヌス』といった数々の名作を制作しました。
3.Francisco de Goyaの絵画作家についての経歴など
フランシスコ・デ・ゴヤは1746年にサラゴザ近郊のフエンデトードスに生まれ、地元の画家ホセ・ルサンに師事し、兄弟子のフランスシコ・バイェウの下で修行をしました。1773年結婚しマドリッドに定住、1789年にはカルロス4世の宮廷画家になり、1795年にはアカデミアの総裁となります。1793年に病気で聴覚を失っており、徐々に内省的な性質を深めたゴヤは1819年から自ら命名した「聾者の家」に隠棲し「黒い絵」の連作を手がけました。1824年にボルドーに亡命し、1828年に亡くなりました。
4.Francisco de Goyaの絵画代表作品とは
- 日傘(1777年)
- 黒衣のアルバ女公爵(1797年)
- 着衣のマハ(1798年~1803年頃)
- カルロス4世の家族(1800年~1801年頃)
- 我が子を喰らうサトゥルヌス(1820年~1823年頃)
5.Francisco de Goyaの絵画作品の買取査定ポイントを解説
フランシスコ・デ・ゴヤの買取査定にあたっては、まず画家の真作であるかどうかが重要なポイントです。出品歴や来歴が分かると評価の助けとなります。サイズが大きいものほど、また、素描や習作、版画よりも油彩画が高額に査定される傾向にあります。画題や出来栄えによっても査定額は異なるでしょう。欠けやシミ、カビなどが無いかどうかも査定の基準となります。
代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら- 画家の真作であるかどうか
- 制作された技法、媒体は何か
- サイズが大きいかどうか
- 状態が良いか
- 来歴や出品歴が分かるかどうか
6.Francisco de Goyaの絵画作品の取引相場や参考価格
フランシスコ・デ・ゴヤの作品の買取価格が国内の画廊やオークションサイトなどで公開されることはほとんどないため、真作の価格相場を知ることは容易ではありません。海外のオークションでは、肖像画や素描作品を中心に出品があります。2009年にサザビーズ・ロンドンに出品された55.2cm×44.5cmの『アルクディア公爵マヌエル・ゴドイ候の騎馬像』は、261万7,250ポンド、日本円で約3億2,500万円で落札されています。2014年に出品された19.1cm×14.6cmの『狂気(地下牢)』は、画家の最晩年に描かれた素描のうちの1点で、187万4,500ポンド、日本円換算で約2億3,000万円で落札されました。
7.Francisco de Goyaの絵画作品の買取についてのまとめ
フランシスコ・デ・ゴヤは、透徹な現実観察と風刺精神によって、社会の矛盾や人間性の本質、精神の内奥をえぐり出すような独自の表現世界を達成し、スペイン・ロマン主義を代表する画家として高く評価されています。その作品は、宮廷画家として活躍したロココ様式のものから、晩年の小さな素描まで、極めて高額で取引されています。
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