Diego Velazquez(ディエゴ・ベラスケス)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ
1.Diego Velazquezの絵画作品を売りたいお客様へのご案内
ディエゴ・ベラスケスは、17世紀のスペイン絵画の黄金時代を代表する画家です。歴史画や宗教画にも優れた作品を残しましたが、なかでもフェリペ4世の宮廷で制作された数々の肖像画では、ベラスケスの優れた人間観察と闊達な筆運びが優れた成果を上げました。近代においても、エドゥアール・マネやパブロ・ピカソらに影響を与え続けた存在として、非常に評価の高い画家です。
このページの目次
2.Diego Velazquezという絵画作家について
ディエゴ・ベラスケスは、セビリアで活躍した最初期には台所の一角などを描いた厨房画(ボデゴン画)に優品を残していますが、宮廷画家としては歴史画や神話画、王家や家臣たちの肖像画を数多く制作しました。1628年にルーベンスに出会うと、その彩色法などから大きな影響を受けました。ベラスケスは、正確な明暗表現や空間描写を基礎としながら、大胆で即興的な筆使いを特徴とし、その闊達な表現はのちの印象派にも影響を与えたとされます。
3.Diego Velazquezの絵画作家についての経歴など
ディエゴ・ベラスケスは1599年にセビリアに生まれ、まずフランシスコ・エレーラ(父)に弟子入りし、のちにフランシスコ・パチェーコから絵画を学びました。セビリアで一定の評価を得た後、1622年にはマドリードの宮廷へ入り、1623年に初めてフェリペ4世を描いています。1629年と1649年の二度イタリアへ旅立ち、二度目の滞在では教皇の肖像を描いています。1656年に代表作『ラス・メニーナス』を完成させた後も、数々の名作を残し、1660年に亡くなりました。
4.Diego Velazquezの絵画代表作品とは
- バッカスの勝利(1629年)
- ブレダの開城(1634年~1635年)
- 教皇インノケンティウス10世の肖像(1650年)
- ラス・メニーナス(1656年)
- 青いドレスのマルガリータ王女(1659年)
5.Diego Velazquezの絵画作品の買取査定ポイントを解説
ディエゴ・ベラスケスの買取査定にあたっては、まずは画家の本物の作品であるかどうかが重要です。一方で、ベラスケスの工房で模写された作品や同時代の追随者による模倣作品も、歴史的価値や出来栄えによっては高額の評価となる可能性が大いにあります。いずれの場合にも来歴や出品歴、掲載歴がわかると査定の際、役立つでしょう。油彩画では剥落やヒビ、素描では、シミや破れなどがないかも査定額に反映されます。
代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら- ディエゴ・ベラスケスの本物の作品であるかどうか
- ベラスケスの工房や同時代の画家による複製であるかどうか
- 展覧会の出品歴や雑誌などの掲載歴があるかどうか
- 作品に欠け、シミ、日焼け、カビなどがないかどうか
- 出来栄えが良いかどうか
6.Diego Velazquezの絵画作品の取引相場や参考価格
ディエゴ・ベラスケス作品は120点前後しか現存しておらず、そのほとんどが公的機関の所蔵となっているため、海外のオークションへの出品も極めて稀です。2019年7月のサザビーズのオークションでは、イタリア滞在時代の貴重な作例で、77.4cm×61cmの『オリンピア・マイダルキーニの肖像』が237万5,000ポンド、日本円で約3億円で落札されました。一方で、工房作や同時代の模索もしばしば取引があり、2004年のサザビーズに出品された『王太子バルタサール・カルロスの騎馬像』のベラスケス工房での模写は、9万6,000ポンド、日本円にして約1,200万円で落札されています。また、2012年のクリスティーズに出品された『ラス・メニーナス』の複製は1万3,750ポンド、日本円で約175万円の落札額でした。
7.Diego Velazquezの絵画作品の買取についてのまとめ
ディエゴ・ベラスケスは、その優れた油彩技法と巧みな人物描写によってスペイン絵画の黄金時代を彩っただけでなく、ルーベンスやレンブラントと並んでバロック美術を代表する巨匠です。現存する作品は少なく、ベラスケスの真作の取引は極めてめずらしいものの、工房による模写や優れた複製画などもオークションに出品されれば積極的に落札されているため、関連の作品でも来歴や出来栄えによっては高額の査定が期待できるでしょう。
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