宇治山 哲平(うじやま てっぺい)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.宇治山 哲平の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

宇治山哲平は、丸や三角、四角といったシンプルな形に鮮やかな色彩を用いた作品を描きました。抽象表現を追求する中で、絵の具に水晶の粉を練り込み、装飾的とも言える絵肌を作り出しました。ユーモアを感じさせる色彩豊かな作品は、日本の近代絵画史に独自の足跡を残したと言えるでしょう。その作品は厳しくも常に遊び心にあふれ、リズミカルで明朗な生命力にあふれています。

このページの目次

2.宇治山 哲平という絵画作家について

若い頃から絵が巧いと評判の少年だった宇治山哲平は、漆工や木工デザインの会社に勤めながら画業に取り組みました。絵の具に水晶の粉を練り込み、精微を極めた絵肌を追求して、装飾的とも言える絵画を描きました。仏教美術や古代オリエント美術を愛し、時代や洋の東西を超えた美の創造のため、日本的な審美眼に裏打ちされた「新しい絵画」を誕生させることを目指しました。

3.宇治山 哲平の絵画作家についての経歴など

宇治山哲平は1910年大分県日田市に生まれました。日田工芸学校で漆芸蒔絵の技法を学ぶと、日田漆器株式会社に入社しました。主に漆工や木工デザインを担当しながら、独学で木版画を勉強しました。木版画は様々な賞を受賞。さらに油彩も学び始めると、奈良県天理市にアトリエを構えました。幾何学的でありながらどこか工芸を感じさせる質感を持つ作品が評価を得ると、大分県立芸術短期大学で教授、さらに学長を務めました。サントリーホールの大理石の壁画「響」も宇治山哲平の作品です。没後20年となる2006年には、東京都庭園美術館で回顧展が開催されました。

4.宇治山 哲平の絵画代表作品とは

  • 童(1972年)
  • 王朝(1975年)
  • 華厳(1978年)
  • やまとごころ(1985年)

5.宇治山 哲平の絵画作品の買取査定ポイントを解説

宇治山哲平は、国内外で評価されている抽象画家です。油彩のオリジナル作品はもちろん、リトグラフなどの版画作品も人気があります。そこで、作品のマチエールが何であるかも重要な査定ポイントです。油彩作品であれば、サイズ、保存状態などが、査定額を左右します。リトグラフなどの版画作品であれば、サインがあるか、シールがあるかといった保証があることが重要なポイントです。箱があるとなお良いでしょう。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 油彩か版画か
  • サインがあるか
  • シール、真作保証があるか
  • 箱があるか
  • 保存状態が良いこと

6.宇治山 哲平の絵画作品の取引相場や参考価格

宇治山哲平の作品はデザイン的な構図でとても人気があります。オークションサイトを調べると、リトグラフやシルクスクリーンの作品も多く出品されています。しかし、マチエールの質感が生きる油彩となると、さらに評価額は高くなります。F1サイズ(225mm×162mm)の「油彩抽象画1980」はYATAYAの額装でタトウがついている品で211,008円で落札されました。また「油彩抽象画」額サイズ縦約39cm×横約32.5cmの作品は、182,000円で落札されています。また、油彩ではないですが、直筆サイン有り額装作品でサイズは縦38cm×横49.5cmのリトグラフ作品が、52,000円で落札されています。これは、黄袋やタトウ箱が無くてもこの価格でした。

7.宇治山 哲平の絵画作品の買取についてのまとめ

宇治山哲平は、サントリーホールの壁画を務めるほどの画家です。幾何学的な図象を用いて描かれた作品は、おおらかでユーモラス、明るい作品が多いです。そのため、とても人気があります。油彩作品は、絵の具に水晶を練り込むなどの工夫を凝らしており、装飾的な要素を持っています。オリジナリティのある油彩作品は、小さい作品でも高額で取引されているようです。リトグラフ作品も需要はあります。宇治山哲平作品をお持ちでしたら、ぜひ、お問い合わせください。

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