野々口 立圃(ののぐち りゅうほ)の作品を高価買取!絵画作家の査定ポイントを徹底解説!

1.野々口 立圃の作品を売りたいお客様へ

野々口立圃は江戸前期の俳人であり、画家です。父の代に雛人形を製造・販売していたことから姓を雛屋と名乗ることもあります。俳句の傍、画も良くしており、狩野派や土佐派、俵屋宗達に学んだなど諸説が語られています。画と俳句の両面において優れており、俳句に画を添えた俳画の祖とも言われています。俳画の萌芽期に影響を与えた野々口立圃の作品は、とても価値があるので、高額査定の可能性もあるでしょう。

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2.野々口 立圃についての解説

野々口立圃は、俳諧、連歌、和歌、書に優れ、さらには画もよくしました。多くの著書を残し、作画も書きました。画と俳のどちらにおいても優れており、俳画の祖とも言われています。俳画の先駆者であり、後の井原西鶴や松尾芭蕉に多大な影響を与えました。作風は優美で柔和と言われています。当時とても人気を博し、江戸に行くごとに門人が増えていったといいます。

3.野々口 立圃の歴史

野々口立圃は1595年京都に生まれました。父の代に雛人形の製作・販売をしていたことから姓を雛屋とも名乗っています。松永貞徳に俳諧を学び、他にも連歌、和歌、書を学びました。画は、狩野探幽あるいは俵屋宗達に学んだとも、土佐派の絵師に学んだとも言われていますが、詳細は不明です。1631年『誹諧口五十句魚鳥奥五十句草木』を、1633年には『誹諧発句集』を上梓しました。1636年には俳諧論書『はなひ草』を刊行。俳諧の式目・作法の書として重要な位置付けとなりました。1661年に刊行した『十帖源氏』では、作画しています。その後も多くの著書と作画を残しました。1669年没。享年75歳でした。

4.野々口 立圃の代表作

  • 休息歌仙絵 十二数句合
  • 観音縁起絵
  • 十帖源氏(1661年)
  • 俳諧絵巻

5.野々口 立圃の作品の買取査定ポイント

野々口立圃の作品を査定するにあたっては、まずは真作であることが重要です。鑑定書などがあれば明確な証明になりますが、ない場合は本人の落款や印があるとなお良いでしょう。作品は江戸期のものなので、経年による多少のシミや折れなどは許容の範囲ですが、できるだけ保存状態がいいことが好ましいです。

代表的な査定ポイント
  • 真作であること
  • 落款や印があればなお良い
  • 共箱があるとなお良い
  • 保存状態が良好であること

6.野々口 立圃の作品の取引相場価格

野々口立圃の作品は、オークションサイトなどの市場にはあまり出回っていません。掛け軸を例にあげると『頓阿法師 吉田兼好画像俳句賛』は、本紙94.5cm×26.5cm、総丈182cm×29.5cmの2対の作品で40,500円で落札されていました。入札数は65件もあり、需要が多いようです。頓阿法師と吉田兼好をモチーフにした作品です。経年による多少の傷みはあるものの、鑑賞するのに問題ない程度です。人気の作家なので、状態のよい真作であればいずれも高額査定の可能性があります。

7.野々口 立圃の作品の買取についてのまとめ

野々口立圃は、俳画の祖と言われ、多くの門人がいるほどの作家でした。後の、井原西鶴や松尾芭蕉に多大な影響を与えたとも言われています。現状、市場に出回っている作品数は多くありませんが、人気がある作家なので、高額査定も期待できるでしょう。お手元に貴重な野々口立圃の作品がありましたら、高額査定の可能性もあります。ぜひ、お問い合わせください。

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