Maurice de Vlaminck(モーリス・ド・ヴラマンク)の絵画買取なら査定金額を比較できる「SATEeee絵画買取」へ

1.モーリス・ド・ヴラマンクの作品を売りたいお客様へ

モーリス・ド・ヴラマンクは、19世紀末から20世紀中盤まで活動したフランスの画家、文筆家です。作風は、フォーヴィスム(野獣派)に分類され、アンドレ・ドランやアンリ・マティスと活動をともにした時期もあります。彼は徹底した自由主義者で、絵はほぼ独学でした。佐伯祐三など、日本画家にも影響を与えており、日本国内でも人気のある画家です。

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2.モーリス・ド・ヴラマンクについての解説

モーリス・ド・ヴラマンクは、フランスの画家です。19世紀から20世紀にかけて、主に画家として活躍しました。23歳の時に、ほぼ独学ながら画家として活動を始め、フォーヴィスムとしての画風を確立します。その後は、ポール・セザンヌに影響を受け、色味や色彩の変化が見られます。第1次世界大戦後は、静物や花束など、身近な題材で絵を多く描き残しています。

3.モーリス・ド・ヴラマンクの歴史

1876年にパリにて、音楽教師の息子として生まれたモーリス・ド・ヴラマンクは、16歳で家を飛び出しコミューンで生活を始めます。1900年、画家アンドレ・ドランと電車内で出会い、絵の話で意気投合。共同のアトリエを構えます。徹底した自由主義者であった彼は、誰にも師事せず、ほぼ独学ながら画家として活動を始めます(但し、ゴッホには影響を受けていると本人が語っています)。1905年に参加した展示サロンにおいて、フォーヴィスムとしての画風を確立します。1908年頃からは、ポール・セザンヌに影響を受け、色味や色彩が変化。第1次世界大戦後は兵役につきますが、終戦後はパリ郊外に拠点を移し、静物や花束など、身近な題材で絵を多く描き残しています。1958年、フランスで死去。

4.モーリス・ド・ヴラマンクの代表作

  • 酒場(1900年)
  • セーヌ河の橋(1905年~1906年)
  • シャトーのセーヌ河(1906年)
  • 村(1912年)

5.モーリス・ド・ヴラマンクの作品の買取査定ポイント

モーリス・ド・ヴラマンクの作品は、美術品としての価値が最も高いものが、フォーヴィスム時代に描かれたものであり、億単位以上で取引されています。理由は、フォーヴィスム時代が短命に終わり、同派をともに牽引したアンリ・マティスやアンドレ・ドランもそれぞれ異なる自分の作風を模索していったからです。モーリス・ド・ヴラマンク自体も、その後セザンヌに影響を受け、セザニアン(セザンヌ風)時代に移行します。この頃の作品については、初期のものよりも美術価値は下がりますが、それでも数千万で取引されるものも少なくありません。キャンバスサイズも大きいほうが高額査定となることが多いです。また、美術品全般に言えることですが、作品状態の良さや、汚損の有無も高額査定に大きく影響します。

代表的な査定ポイント
  • 制作年代(フォーヴィスム時代の作品は、美術価値が高い)
  • キャンバスサイズの大小(大きいほうが高額となる可能性が高い)
  • 作品状態の良さ
  • 汚損状態の有無

6.モーリス・ド・ヴラマンクの作品の取引相場価格

モーリス・ド・ヴラマンクの絵画作品は、現在市場にはほぼ出回っていないようです。もし市場に出た場合サイズや出来映えなどにもよりますが、その価値はおおよそ数千万円から数十億円となることでしょう。例として、『Paysage de banlieue』というフォーヴィスム時代の油彩作品は、海外のオークションにて、2,200万米ドル(約24億円)で落札されています。実際、本人が直接描いた作品は、あまり市場には出回っておりません。現在市場で取引されているものは、リトグラフや胴版画作品となります。その場合、サイズにもよりますが数万円から50万円程度の取引価格となっています。

7.モーリス・ド・ヴラマンクの作品の買取についてのまとめ

モーリス・ド・ヴラマンクの作品は、日本人画家に影響を与えていることもあり、日本でも人気があります。徹底した自由主義を貫き、自由を愛したヴラマンク本人が描いた絵画作品は、現在ではほとんど市場に出回っておりません。もしも真作が見つかり、売りに出されることがあるならば、数千万円から数十億円で取引されることもあるでしょう。もしも先祖からの遺産の中に、それらしき作品が紛れておりましたら、とてつもない価値を持つ絵画作品である可能性がありますので、一度査定にお持ちいただくことをおすすめいたします。