林良(りんりょう)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.林良の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

林良は中国明の時代中期に宮廷御用の絵画制作に従事し、官署に所属していた絵師です。著色花鳥画家の呂紀、水墨花鳥画家の林良と言われ、文人の間でも高く評価されていました。その画風は写意的で荒々しいまでの筆墨でありながら、モチーフの生態を巧みにとらえています。主な活躍期は1450年から1487年です。

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2.林良という絵画作家について

林良の人物像に関する詳しい文献は残っていませんが、その画風は大きく前期と後期に分けることができます。前期は着色の花鳥画を、後期は自身の心意を絵に託すような水墨画を主に描いています。作詩も良くしたと言われており、林良の子供である林郊も北京の宮中である武英殿に奉職した絵師でした。

3.林良の絵画作家についての経歴など

生没年は不明ですが出身は広東南海です。成化年間といわれる1450年から1487年に宮廷画家として活躍しました。同郷の絵師である顔宗に山水画を学び、何寅于に人物画を学びました。北京で奉職した後、仁智殿に入りました。前期の作品は写実的な着色花鳥画を描いていましたが、後期の作品では写意的な荒々しい筆墨で、美しい鳥たちの生態を巧妙に描いた水墨の花鳥画を得意としました。写生派の花鳥画家は呂紀、写意派の花鳥画家は林良と言われ、高い評価を得た画家でした。

4.林良の絵画代表作品とは

  • 山茶白羽図
  • 鳳凰図

5.林良の絵画作品の買取査定ポイントを解説

制作年代が古く、工芸印刷なども多く出回っているため、真贋の判定は重要な査定ポイントとなります。真筆保証の林良の作品で、保存状態の良いものが出ることがあれば、相当な高値での査定となる可能性があります。その他、作品の大きさや額装や表装の状態なども査定結果を左右するポイントとなります。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 大きさはどれくらいか
  • 真作保証はあるか
  • 表装や額装はしてあるか
  • 保存状態は良いか

6.林良の絵画作品の取引相場や参考価格

掛け軸として表装されている『花鳥図』画寸165cm×67cm、絹本肉筆保証の真作とされている作品が、ネットオークションでは約12万円で取引された実績があります。その他にも『魚楽図』という肉筆保証の紙本作品、91cm×31cmが約30万円で落札されていますが、こちらは真作保証はありませんでした。古物の分類となる年代のものですので、保存状態の良いものはなかなか出ませんが、美品であれば、更なる高額が期待できます。

7.林良の絵画作品の買取についてのまとめ

林良の作品は晩年の水墨花鳥画がネットオークションなどにも出回ることがありますが、真筆保証のものは極めて少なく保存状態の良いものとなると、美術館や寺院の所蔵するものを除くとあまり見かけないほどです。お手元に林良の作品がありましたら、真贋の査定だけでも出してみる価値のある人気の画家ですのでご一考いただければと思います。

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