狩野 松栄(かのう しょうえい)の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.狩野 松栄の絵画作品を売りたいお客様へのご案内

狩野松栄は安土桃山時代に活躍した狩野派の絵師で、狩野派2代目であった狩野元信の三男です。兄二人が早世したことにより、狩野家を継ぎました。狩野元信や子の狩野永徳の高名に隠れてあまり目立ちませんが、近年では松栄の画風や画技の確かさが再評価されています。

このページの目次

2.狩野 松栄という絵画作家について

狩野松栄は父の元信に師事して画法を学びました。元信様式を忠実に受け継ぎ、狩野派の伝統的な技法として定着させています。松栄の名は狩野派繁栄の基礎を築いた元信や、日本美術史上でもっとも知られた画家の一人である永徳に比べるとあまり目立ちません。しかし、力感あふれる画風の永徳とはまた違った、伸びやかな筆使いや温和な画風で高い評価を得ています。

3.狩野 松栄の絵画作家についての経歴など

1519年、狩野松栄は狩野元信の三男として京都で生まれました。兄二人が早世したあと、家督を継いでいます。1553年、元信に従って、石山本願寺の障壁画制作に参加しました。1563年、大徳寺に『大涅槃図』を制作して寄進しています。1566年、大徳寺聚光院の障壁画を息子の永徳とともに制作し、襖絵の『瀟湘八景図』や『竹虎遊猿図』などを描きました。1590年に永徳が死去、その2年後の1592年に亡くなります。享年74歳。

4.狩野 松栄の絵画代表作品とは

  • 大涅槃図(1563年)
  • 瀟湘八景図(1566年)
  • 竹虎遊猿図(1566年)

5.狩野 松栄の絵画作品の買取査定ポイントを解説

作品の制作年代が古いので、買取査定では絵がどの程度傷んでいるかがポイントになります。紙本や絹本の作品では経年による退色やカビ、シミなども発生しやすいためです。また、古い作品では鑑定書がないと真作を証明することが難しくなります。

代表的な絵画作品の査定ポイントはこちら
  • 作品の保存状態は良いか
  • 鑑定書が付属するか
  • 作品の傷みの程度(退色、カビなど)
  • 落款、印章が確認できるか

6.狩野 松栄の絵画作品の取引相場や参考価格

松竹鶴の三幅対の作品は246,000円で落札されています。経年による擦れや折シワ、補修跡はありますが状態は良好です。作品には真作保証があり、狩野岑信による鑑定書が付いています。各本紙サイズは縦103cm×横42.5cmで、各全体サイズは縦191cm×横55.8cmです。また、紙本の作品『仙人図』は38,000円で取引されています。大きさは、本紙が縦103.5cm×横41cmで、表具は縦188cm×横53cmです。真作の日本画は高額査定が大いに期待できるでしょう。

7.狩野 松栄の絵画作品の買取についてのまとめ

父の狩野元信や子の永徳の画業に注目が集まる傾向がありますが、狩野松栄も『大涅槃図』など優れた作品を多く残しました。狩野派を忠実に受け継ぎ、その画技と柔和な印象を与える画風が近年再評価されています。狩野元信の作品をお持ちなら、査定でその価値を知ってみてはいかがでしょうか。

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