石踊達哉作『花ふぶき』の絵画買取なら高額査定の可能性!SATEeee絵画買取へ

1.石踊達哉作『花ふぶき』を売りたいお客様へ

石踊達哉は昭和から現在に至るまで「平成琳派」と評される作風で活躍している日本画家です。日本画をモダンアートに昇華させた作品は世界中の人々の心をとらえており、中でも花鳥風月を描いた作品は非常に人気が高くなっています。

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2.石踊達哉作『花ふぶき』についての解説

石踊達哉は花鳥風月や源氏物語などさまざまな題材を数多くの作品に描いています。その中で『花ふぶき』は咲き誇る桜と、その枝にとまるシジュウカラが描かれた紙本彩色の日本画作品で、本紙が縦36.4cm×横44.4cm、額が縦57.5cm×横65.0cmの寸法となります。他にも源氏物語の「野分」の花鳥画をはじめ、花鳥風月を描いた作品が数多くあり、リトグラフなども市場に出回っています。石踊達哉は日本国内だけでなくパリでも個展を開き、金閣寺方丈杉戸と客殿格天井画を制作するなど、高く評価されています。

3.石踊達哉作『花ふぶき』の作品の特徴について

『花ふぶき』は金箔を背景に画面右から枝垂れるように左下に伸びる桜の枝にシジュウカラがとまっている風景が描かれています。桜は今まさに満開の風情で無数の花が枝に咲いており、花びら一枚一枚も丁寧に描かれ、ひらひらと花びらが散っています。シジュウカラが画面中央から少し右の花の房に後ろ向きでとまり、身をよじって右上に顔を向けています。淡い桜の花の中、シジュウカラの姿はくっきりと描かれて画を引き締めています。また、桜の枝の先には茶色がかった桜の新芽が見え始めています。画面下部には源氏物語紅葉賀の場面に登場する青海波が深い朱色で描かれており、水面の上に桜の枝が伸びている様子が表現されています。一度金箔を貼り、絵を描く部分を細かく削って絵の具を置いていくという技法が光り、春爛漫を感じさせる作品です。

4.石踊達哉作『花ふぶき』の買取相場価格について

石踊達哉は花鳥風月をモチーフにした作品を数多く描いており、その人気の高さから版画や模写の作品がネットオークションや市場で取引される可能性が高いといえます。オークションで落札された実例については、紙本彩色の日本画でサイズが縦60.6cm×横72.3cmの『花ふぶき』が、その貴重性からか920,000円もの価格で落札されました。オークション主催者側の落札予想価格は700,000円から1,000,000円とのことで、真作であれば920,000円前後の高額な査定も期待できるでしょう。

5.石踊達哉作『花ふぶき』についてのまとめ

細やかな筆遣いで春爛漫の桜とシジュウカラの風景を描いた石踊達哉の『花ふぶき』は、石踊の作品の中でも人気が高く、真作であれば数十万円の高額査定の可能性があります。このような石踊の作品をお持ちの場合は、一度査定に出していただいて価値をお調べになってはいかがでしょうか。